11月22日は、レバノンの独立記念日です。1943年のこの日、レバノンがフランスから独立を果たしました。
レバノンは、中東のレバントに位置する共和制国家で、北、東にはシリア、南にはイスラエルと国境を接し、西には地中海を挟んでキプロスがあります。アジアの大陸側にある主権国家としてはもっとも小さい国土面積をもつ国ですが、地中海盆地とアラビア内陸部の交差点に位置することから、さまざまな歴史をもち、宗教的・民族的な多様性をもつ文化的アイデンティティを形成しています。
独立後のレバノンは自由経済を採用し、金融や観光などの分野で国際市場に進出して経済を急成長させ、首都ベイルートは中東経済の中心地となりました。また、地中海有数の国際的リゾート地として、数多くのホテルが立ち並ぶなど大いに賑わい、「中東のパリ」と呼ばれています。
最も有名な観光スポットのひとつに「カディーシャ渓谷と神の杉の森」があります。レバノンの中央を貫くレバノン山脈付近に広がるこの渓谷は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
神の杉の森は、国の象徴として国旗にも描かれているレバノン杉の群生地です。大きなものでは高さ30m、直径2m以上にもなり、樹齢が3000年を超えるものも。その生命力と雄大さを間近で感じてみてはいかがでしょうか。
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