10月31日は、メインデルト・ホッベマの誕生日です。
ホッベマは、17世紀のオランダ画家黄金時代に活躍した風景画家です。同じく17世紀に活躍した風景画家、ヤーコプ・ファン・ロイスダールの後継者として位置付けられています。
メインデルト・ホッベマ『ミッデルハルニスの並木道』(The avenue Middelharnis)、1689年、キャンバス、油彩、103.5×141cm、ロンドン・ナショナル・ギャラリー
© lack of imagination
ホッベマの描く風景は激しいものと穏やかなものがあり、一般的にはオリーブ色の色調が中心で、「清教徒的な灰色」と呼ばれる小豆色が用いられ調和が保たれています。繊細で美しい作品は林や森を題材にしたものが多く、当時のオランダの自然を感じることができます。
© Paul van de Velde
しかし、優秀な画家であったホッベマも、多くの画家が死後評価されることが多いように、当時は理解されない不遇の一生を過ごした画家だったのです。
© Neoclassicism Enthusiast
© FrDr
そんなホッベマの代表的な作品といえば、1663年から1667年にかけて描かれた作品です。ベルギー王立美術館には『風車』や『農家のある森の風景』など、1663年頃のものとされる作品が展示されています。ぜひのぞいてみてください。
Yayoi Arimoto
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Yukimi Nishi
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