映画『アマデウス』でお馴染みのあの人が生まれた日

#今日は何の日

映画『アマデウス』でお馴染みのあの人が生まれた日

READ

2025.03.13

1 min read

今日は、神聖ローマ帝国の皇帝ヨーゼフ2世の誕生日(1741年)。マリーアントワネットの兄にあたる人物であり、モーツァルトの生涯を描いた映画『アマデウス』に登場することでも知られています。

ヨーゼフ2世は、芸術文化の普及と発展に大変熱心な皇帝でした。当時イタリア人が大半を占めていた音楽業界に、ドイツ独自の音楽文化を育てることを目指します。
 
そして「天才児」として注目を集めていたモーツァルトを呼び出し、宮廷音楽家として雇うことになります。映画『アマデウス』にも、モーツァルトの才能に惚れ込み、仕事を依頼する重要人物として登場します。

しかし、その二人の出会いが悲劇へと繋がっていきます。『アマデウス』は、イタリア人作曲家のアントニオ・サリエリを語り手とする物語。それまでウィーンで名を馳せて、ヨーゼフ2世の恩寵を受けていたサリエリですが、天才の登場によりその座を奪われます。そしてモーツァルトの才能に心を奪われながらも、嫉妬に狂っていくのです。

最大の見どころは、サリエリがヨーゼフ2世のために作った曲を、モーツァルトが即興でアレンジするシーン。サリエリの努力を嘲笑うかのように見事に演奏し、ヨーゼフ2世が絶賛することで、サリエリは嫉妬に苦しむことになります。「天才」というものの美しさと恐ろしさに鳥肌が立つ、映画史に残る名シーンです。

TRaNSIT STORE 購入する?

ABOUT
Photo by

Yayoi Arimoto

NEWSLETTERS 編集後記やイベント情報を定期的にお届け!