© Rob Shenk
今日は、人類初の「大西洋単独無着陸飛行」が成し遂げられた日。たった25歳のアメリカの青年、チャールズ・リンドバーグが偉業を達成しました。
© The United States Library of Congress
1927年5月20日5時52分、リンドバーグはサンドイッチ4つと水筒2本を飛行機に積み、ニューヨークのルーズベルト飛行場から飛び立ちました。その出発は国中の話題となり、ヤンキースタジアムで開催されたボクシングの試合では、アナウンサーの呼びかけで約4万人の観客がリンドバーグのため祈りを捧げたといいます。
パリのル・ブルジェ空港に着陸を果たしたのは、翌日21日の22時21分。飛行距離は5810km、33時間半の長旅でした。
© United States Hydrographic Office
無名の操縦士だったため出資者は少なく、バックアップの操縦士を乗せることはできませんでした。33時間一人で操縦しつづける過酷な旅でしたが、それゆえにリンドバーグは歴史に名を刻むことになります。2人がかりで大西洋を横断した前例は1919年に存在しました(カナダーアイルランド間)が、一人での成功者は史上初だったからです。
© Daniel Mennerich
リンドバーグが乗り込んだ飛行機「スピリット・オブ・セントルイス」は、現在ワシントンD.C.の国立航空宇宙博物館に展示されています。
ここにはその機体のほかにも、ライト兄弟が最初に運転した動力飛行機や、アポロ11号の司令船など、ロマンを掻き立てられる貴重な展示物が多くあります。アメリカの首都を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。
© Pedro Szekely
Yayoi Arimoto
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Kei Fujiwara
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