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ヨーロッパの郷土パン10選

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ヨーロッパの郷土パン10選

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2024.10.02

2 min read

中東で誕生して、時代とともに各地へ伝搬、世界の食文化を席巻したパン。自然が育み、歴史と文化により変遷を遂げ、いまやほとんどの国で食されている。世界にはいったいどれだけ多様なパンがあるのか……? ここではヨーロッパのパンを見ていこう!

Text:TRANSIT

*本記事は、『TRANSIT65号 世界をパンをめぐる冒険 創世編』の記事の一部を抜粋しています。

ヨーロッパの郷土パンいろいろ!

パン文化のスーパースターが集うヨーロッパは、パン好きにとってまさに聖地だ。北欧の黒パンから南欧のブリオッシュやオリーブオイルパンまで、バラエティ豊かな味覚は飽きることがない。大航海時代以降、世界へ進出した経緯から、パン文化の主要な輸出地である。ヨーロッパの影響を受けていないパンは、いまや世界でほとんど見られないといってもいいほど。

ここでは王道のバゲットのようなパンから一歩それて、ぜひ現地で食べてほしい郷土パンを1o個ピックアップしました!

<p>魚料理に添えられ、バターをつけて食べるライ麦パン。間欠泉の側に埋め、地熱を利用して蒸し焼きにすることも。</p>
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<p>© The blanz</p>

1. ルグブロイス(Rúgbrauð)/アイスランド 🇮🇸

魚料理に添えられ、バターをつけて食べるライ麦パン。間欠泉の側に埋め、地熱を利用して蒸し焼きにすることも。

 

 

© The blanz

<p>2つの丸いパンを重ねたような形が特徴。皮はカリカリ、中身はふんわりで、バターやジャムをつけて食べるのが一般的。</p>
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<p>© SilkTork</p>

2. コテージローフ(Cottage Loaf)/イングランド 🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

2つの丸いパンを重ねたような形が特徴。皮はカリカリ、中身はふんわりで、バターやジャムをつけて食べるのが一般的。

 

 

© SilkTork

<p>「朝食のケーキ」という名のライ麦パン。特徴的な風味の秘密は、シナモン、ナツメグ、ジンジャーなどのスパイス。</p>
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<p>© SKopp</p>

3. オントバイトクック(Ontbijtkoek)/オランダ 🇳🇱

「朝食のケーキ」という名のライ麦パン。特徴的な風味の秘密は、シナモン、ナツメグ、ジンジャーなどのスパイス。

 

 

© SKopp

<p>主にスペインのカタルーニャ地方で食べられているパン。皮が分厚いため、中の生地がきめ細かいまま長持ちする。</p>
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<p>© Mgclape</p>

4. パ・デ・パジェス(Pa de Pagès)/スペイン 🇪🇸

主にスペインのカタルーニャ地方で食べられているパン。皮が分厚いため、中の生地がきめ細かいまま長持ちする。

 

 

© Mgclape

<p>ユダヤの文化のなかで生まれた、歴史あるパン。生地を焼く前に一度茹でることで、歯応えのあるずっしりとした食感に。</p>
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<p>© kompasstudio</p>

5. ベーグル(Bagel)/ポーランド 🇵🇱

ユダヤの文化のなかで生まれた、歴史あるパン。生地を焼く前に一度茹でることで、歯応えのあるずっしりとした食感に。

 

 

© kompasstudio

<p>ケシの実やゴマ、あるいは塩をまぶした塩パン。プレッツェルに似たこのパンは、ブザウ市のものがとくに有名。</p>
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<p>© Sameera Madhusanka</p>

6. コブリッジ(Covrigi)/ルーマニア 🇷🇴

ケシの実やゴマ、あるいは塩をまぶした塩パン。プレッツェルに似たこのパンは、ブザウ市のものがとくに有名。

 

 

© Sameera Madhusanka

<p>外側はカリカリで、内側はもっちりとした食感が特徴。サンドウィッチやピザなどさまざまな食べ方で愛されている。</p>
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<p>© Chattacha</p>

7. フティーラ(Ftira)/マルタ 🇲🇹

外側はカリカリで、内側はもっちりとした食感が特徴。サンドウィッチやピザなどさまざまな食べ方で愛されている。

 

 

© Chattacha

<p>ギリシアのピタはポケットがない平たい形。焼いた肉や野菜などをのせて食べるサンドウィッチが人気。</p>
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<p>© Calvin Neonardi</p>

8. ピタ(Pita)/ギリシア 🇬🇷

ギリシアのピタはポケットがない平たい形。焼いた肉や野菜などをのせて食べるサンドウィッチが人気。

 

 

© Calvin Neonardi

<p>東ヨーロッパで広く食べられているが、ハンガリー語が「三日月」を意味しクロワッサンの原型と考えられている。</p>
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<p>© Hu Totya</p>

9. キフリ(Kifli)/ハンガリー 🇭🇺

東ヨーロッパで広く食べられているが、ハンガリー語が「三日月」を意味しクロワッサンの原型と考えられている。

 

 

© Hu Totya

<p>牛乳とサワークリームを使った甘いパン。キリスト教文化に由来し、イースターが近づくと街のスーパーでも焼かれる。</p>
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<p>© AMartiniouk</p>

10. パスカ(Paska)/ウクライナ 🇺🇦

牛乳とサワークリームを使った甘いパン。キリスト教文化に由来し、イースターが近づくと街のスーパーでも焼かれる。

 

 

© AMartiniouk

『TRANSIT 世界のパンをめぐる冒険』は、世界各地のさまざまなパンに出会える一冊です。パン文化の歴史や、パンと信仰のかかわりなど、文明の発展ともにあるパンを知ることができます!ぜひ本誌をお手に取ってみてください。

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Egypt/Uzbekistan/China/Italy/Germany

TRANSIT 65号
世界のパンをめぐる冒険 創世編

2024

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Masumi Ishida

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