代官山に現れた
3日間の”旅の編集室”。
「TRANSIT FACTORY」
の模様をお届け!

代官山に現れた
3日間の”旅の編集室”。
「TRANSIT FACTORY」
の模様をお届け!

TRAVEL

2025.05.27

5 min read

5月16日の「旅の日」にちなんで、代官山に現れた3日間限定の”旅の編集室”ーーーーその名も「TRANSIT FACTORY」。そのイベントの様子をレポートします!

5/16〜5/18に代官山ART VILLAGEの2Aで、旅の日イベント「TRANSIT FACTORY ー食と文化でめぐる、3日間の世界旅行ー」を開催しました。
 
世界をめぐるフードスタンドに、旅欲を掻き立てるトークイベント、映画上映会、編集部員たちの旅支度をのぞけるコーナー、オリジナルグッズを購入できるTRANSIT STORE、各国のプレイリストを聴きながらTRANSITのバックナンバーを閲覧できるライブラリー、”旅のパーツ”をテーマにしたZINE、現地取材のビハインド映像などの、編集部が旅のアトラクションを用意しました。

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【TRANSIT LIBRARY】

バックナンバーが読めるスペースでは、皆さん、熟読中。空間演出は国立の古道具屋〈Let ‘Em In〉さんのもの。

 

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【編集部の"旅支度"】

編集部の旅支度の展示。「ラテンの国で友だちをつくるには」「瀬戸内から持ち帰ったもの」「フランスに里帰り」……などそれぞれのバックパックやスーツケースの中身を一言とともに展示。

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【TRANSIT STORE】

掘り出し物から最新号やグッズまで勢揃い。買い逃したものは、ぜひ〈TRANSIT STORE〉で。

 

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【TRAVEL PARTS CATALOG】

旅の日イベントに合わせて、「旅に欠かせないもの」をテーマに、編集部員や制作に関わっているライター、写真家さんたちから言葉を募ったエッセイ集を作成。来場者のみなさんに配りました!

【1日目】

TALK EVENT
地球の歩き方×TRANSIT編集長対談!
「旅するメディアのリアルな現場」

地球の歩き方編集長の由良暁世さんをお迎えして、初の地球の歩き方×TRANSIT編集長対談が実現しました。現場で見てきたこと、感じてきたことを通じて、未来の旅メディアのあり方を探りました。紙のページをめくることで感じる旅の魅力、そしてその先に広がる新たな可能性について、一緒に考える夜になりました。

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日替わりグルメは、ジョージア料理!by〈HAN〉 

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世界を旅する料理家・口尾麻美さんと夫の幸光さんが営む、東京・学芸大学の人気店〈HAN〉が出店。ふたりが惚れ込んだジョージアのワインと、現地で愛されている軽食を提供していただきました。インゲン豆のソテークハリ、豆のペーストのロビアニ、マッシュルームのソテー、暑い日に食べたくなるアジャプサンダリ。それにぜひ合わせたいのが琥珀色のワインたち。片手にワインを持ちながら素敵なひと時を過ごせました。

【2日目】

「MOVIE NIGHT」
チェコアニメの巨匠
ヤン・シュヴァンクマイエル短編上映
ーシュルレアリスムの魔法に浸る夜ー

奇妙で美しく、時に不穏なチェコアニメの世界。シュルレアリスムの旗手として知られるヤン・シュヴァンクマイエル監督の代表的な短編映画『対話の可能性』(1982年)、『スターリン主義の死』(1990年)2本を上映しました。日本では映画館での上映や配信視聴も限られている作品で、チェコ好きな人たち楽しんでもらえました。上映前には、チェコアニメの研究者・赤塚若樹さんによる解説トークも開催。

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2日目の日替わりグルメは、チェコ料理!by〈WHY BEER?〉 

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代々木上原のチェコ料理店〈WHY BEER?〉。チェコで修業した料理長による本格チェコ料理や、「ピルスナー ウルケル」公認のバーテンダーが注ぐビールを提供していただきました。

【3日目】

TALK EVENT
「佐藤健寿、世界の奇祭を語る」

世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から取材・撮影をつづけてきた、フォトグラファーの佐藤健寿さん。今回お話しいただいたテーマは、「世界の奇祭」について。
精霊に仮装した人びとが繰り広げるパレードで知られるタイ東北部の「ピーターコーン」(TRANSIT58号掲載)、1000万発のロケット花火を裸で浴びる台湾の「塩水蜂炮」、南太平洋の島国バヌアツの「カーゴカルト」(積荷信仰)のお祭りなど、不思議で奇妙なお祭りの内容や、その撮影秘話について訊きました。
なぜ、なんのために祈り、祀るのか。 奇妙な場所へ行って、奇妙なものに出会ってきた佐藤さんが、淡々と解説。佐藤さんの独自の視点に会場からは笑い声も聞こえてきました。

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3日目の日替わりグルメは、アジア越境料理!by〈ネグラ〉 

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「妄想インドカレーと越境庶民料理」をテーマに、東京・高円寺を拠点に活動する話題の〈ネグラ〉。イベントでは、旅心をくすぐる架空の料理として、〈ネグラ〉の夏の定番「冷やしミールス」を提供していただきました。ルゥと副菜は冷たくて、ご飯はほかほかあったかい、新感覚なカレー。実は佐藤健寿さんのピーターコンの仮面の写真にインスピレーションを得て、カラフルな食材をワンプレートに盛り付けたのだそう。ルゥも副菜もおいしくて、混ぜながら食べているうちにあっという間に完食! 塩バジルラッシー、痺れるチャイも、異国に行った感覚が味わえるドリンクでした。

「TRANSIT FACTORY」の3日間の旅はひとまずおしまい。
編集部イベントを通して、世界の断片を体験できる機会になったのであればうれしいです。
来年、またどこかで旅の編集室が現れるかもしれません。その時はぜひ現地でお会いしましょう!

バックナンバーの表紙をプリントアウト。眺めていると次の旅の計画を立てたくなってくる……!

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Photo by

Yayoi Arimoto

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