4月1日といえば、エイプリルフール。罪のない嘘をついてよい日とされ、今日も各国でさまざまなジョークが飛び交います。このエイプリルフールの習慣は、いったいどこから生まれたのでしょうか?
フランスのパリのサンマルタン運河。
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その昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していましたが、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用しました。これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」として位置づけ、馬鹿騒ぎをするようになったのがエイプリルフールの始まりとされています。
また、インドでは悟りの修行は3月25日から3月31日まで行われていましたが、4月1日に修行が明け現世に戻るとすぐに迷いが生じ、せっかくの修行が無駄になることから、4月1日は無駄な嘘をついてもいい日となったとする説もあります。
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国によってルールも異なります。たとえばイギリスでは「嘘は午前中だけ」が基本。1980年には「老朽化によりビッグベンがデジタル化される」とBBCが報道するなど、大手のニュースや新聞まで大真面目に嘘をつきました。混乱を招かないためにも、午後にはタネ明かしをしたそうです。
エイプリルフールとその前後にウクライナのオデッサで開催されるユーモアフェスティバル。
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アメリカではグーグルやマイクロソフトのエイプリルフールネタが毎年話題となり、かつては企業PRの絶好の機会でもありました。しかし近年はネット環境やSNSの発達にともない混乱が広がりやすくなることから、自粛や打ち切りを発表する企業も。 また、インドネシアやマレーシアなどイスラム教とでは嘘自体がNGのため、エイプリルフールの習慣がありません。
エイプリルフールといえども、その捉え方や扱い方は国や地域、宗教によってさまざまです。
Yayoi Arimoto
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Yuki Kumagai
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