毎年5月15日は、もっとも古いイタリアの民俗行事の1つ「ろうそく祭り（festa dei ceri）」の日です。
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イタリアの古都グッビオで開催されるこのお祭りでは、重さ300kgの巨大なろうそく型の神輿をかついで街を激走！起源は12世紀まで遡り、この街で司教を務め、のちに守護聖人として祀られた「聖ウバルド」を祝うお祭りです。
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古都グッビオの街並み
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祭りには聖ウバルドのほか、聖ジョルジョ、聖アントニオの3聖人が登場。それぞれの木像を巨大なろうそく型の神輿に掲げて街中で競い合います。
ゴールは山頂にある聖ウバルド聖堂。午後6時頃にスタート地点を出発し、聖ウバルド、聖ジョルジョ、聖アントニオの順を守りながらゴールを目指します。アップダウンに富んだ約4,300mの旧道を、3台の神輿が全速力で激走していく様は迫力満点！圧巻の一言です。
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「ろうそく祭り」のゴールである聖ウバルド大聖堂には、守護聖人ウバルドの無傷の遺体が現在も保存されているのだとか。祭りに使用される「Ceri」も展示されており、観光スポットとしてもおすすめです。
ローマ、フィレンツェから車で約2時間半。大都市から少しだけ足を伸ばして、中世の風と人々の熱気を浴びる旅はいかがでしょう。
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Yayoi Arimoto
