12月20日は、シーラカンスの日です。
© Ghedoghedo
1952年のこの日に、アフリカのマダガスカル島沖にてシーラカンスが捕獲され、学術調査のきっかけとなったことにちなんだ記念日です。
シーラカンスは、多くの化石種によって存在が知られており、古生代デボン紀に出現して広く世界の水域に生息しました。その後約6550万年前の大量絶滅を境に、ほとんどすべての種が絶滅したといわれています。
© Alberto Fernandez Fernandez
しかし、絶滅したと考えられていたシーラカンスは1938年に、南アフリカの北東海岸のチャルムナ川沖で現生種として発見され、学界や世界を騒然とさせました。また、化石種と現生種の間で形態的な差異がほとんどみられないことなどから、「生きている化石」と評されます。
© Bruce A.S. Henderson
日本の静岡県には、沼津港深海水族館という世界で唯一シーラカンスの冷凍標本を展示しているシーラカンス・ミュージアムがあり、深海生物をテーマにした水族館としては世界初です。
© Kentaro Ohno
SF映画に出てくるような生き物だらけの水族館は、深海の神秘的な空間と異世界にいるような感覚を味わわせてくれることでしょう。
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Kei Taniguchi
