2月15日は、ジョン・フラムの日!第二次世界大戦期のアメリカ兵であるジョン・フラムが戦場から帰ってくると約束した日であり、1957年のこの日には、最後まで植民地行政当局に拘束されていたフラム信者が解放されました。
ジョン・フラムは現在、バヌアツ共和国タンナ島におけるカーゴ・カルトの偶像として存在します。フラム信者は、彼に従えば人びとに富と幸福がもたらされると考るのです。
© Michael Schilling
フラム信仰の根底にある民族主義・反植民地的な思想は、1980年のバヌアツ独立にも影響を与えたといわれています。現在は、ラマカラ村が信仰の拠点であり、この日は村民にとってもっとも重要な日となっています。
島では「カーゴ・カルト祭」をはじめ、さまざまな記念式典が開催されます。
© Sarah M Stewart
バヌアツ共和国は83の島からなり、人口20万人ながら、使用言語は100以上という多様な文化を有しています。産業は自給自足の農業が中心ですが、近年、観光産業が急速に発展しているのです。まだまだ未知の国、バヌアツ共和国ですが、旅のハードルは決して高くはないようです。
Yayoi Arimoto
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Yusuke Kabuki
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