10月7日は何の日?
今日は史上初めて月の裏側が撮影された日!
1959年の今日、旧ソ連の月探査機「ルナ3号」が、月の裏側を初めて撮影しました。 月の自転周期と公転周期は一致しており、地球からはいつも同じ面しか見えません。そのため、月の裏側がどんなふうになっているのかは、人類にとって長年の謎でした。
ルナ3号は「エニセイ2」という、月光を感知すると自動でシャッターが切られる撮影システムを搭載していました。撮影後、ルナ3号の機体は大気圏突入とともに燃え尽きてしまいますが、その写真はしっかりと地球へ送信されていました。その写真に写っていた月の裏側は、やや不明瞭ではあったものの、表側にはある「月の海」が裏側では見られないことなどを示していました。
人類最初の人工衛星を打ち上げた国でもあるロシアは、宇宙進出への比類なき情熱を持っています。モスクワにある宇宙飛行士記念博物館では、ソ連時代に執り行った宇宙事業の歴史と宇宙への熱望を余すところなく伝えています。
博物館の外に立ち並ぶ、宇宙飛行士たちの胸像、宇宙科学に寄与した科学者たちの銅像。館内には実物の人工衛星や宇宙船が展示され、そのなかにはあのルナ3号の姿もあるんです。
宇宙旅行にはまだまだ手が届きませんが、人類と宇宙の歴史をこの場所で予習してはいかがでしょう。
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