#今日は何の日
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2024.12.30
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12月30日は、リサールの日。フィリピンの独立運動家であり、医師、著作家、画家、学者であるホセ・リサールの人生と功績を称えるフィリピンの国民の祝日です。
1565年から1898年までの約350年間にわたり、スペインの植民地支配を受けていたフィリピン。しかし、その支配も19世紀になると独立運動がさかんになり、革命を起こそうとする人びとが増え幕を閉じました。
この革命運動で中心的役割を果たしたリサールは、その功績から「国民的英雄」と称されます。
武力を用いず文筆活動によってスペイン支配の問題点を暴露していったリサール。その文才で1887年には、ベルリンで『メリ・メ・タンヘレ』(我に触れるな)という小説を書きました。後に『エル・フィリブステリスモ』(反逆)という小説も出版。
両方ともスペイン圧政下で苦しむフィリピン現地民の姿を克明に描いています。
マニラにあるリサール記念館には、当時使用していたコート、帽子、医療器具、本、名刺など、多彩な経歴を物語る多くの遺品が展示されています。
また、彼が日本に滞在したときに恋に落ちた人といわれる日本人女性、おせいさんの肖像画も。
フィリピンに訪れる際には、ぜひこの記念館に立ち寄って、リサールの勇敢な生涯を感じてみてください。
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