1900年3月28日は、シルクロードの古代都市・楼蘭が発見された日。
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楼蘭の名が歴史上に現れたのは今から2000年以上前。西域北道と西域南道の分岐点で砂漠の中のオアシス都市として繁栄し、紀元前77年に漢に降伏したあとも西域三十六国を治める軍事拠点として栄えましたが、三蔵法師が644年に訪れた際はまったくの廃墟となっていたとの記録が残っています。
そんな幻の王国・楼蘭遺跡を発掘したのが、スウェーデンの探検家・地理学者のスウェン・ヘディン。その後もスタインや日本の大谷探検隊によって調査されています。
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現在の中国・新疆ウイグル自治区チャルクリクに位置する楼蘭遺跡への道はいくつかあり、なかでも漢代に築かれた玉門楼から西域へと至るルートは、商人や求法僧も辿ったロマン溢れる砂漠の道。2003年に「敦煌ヤルダン国家地質公園」に制定されたヤルダン地形が広がる魔鬼城跡や、白い岩塩の塊が点在するアルカリ地形が見られる白龍堆など、砂漠のなかでも変化に富んだ壮大な景色が楽しめます。
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