1月14日は、南極大陸でタロとジロの生存が確認された日です。
タロとジロとは、1956年に日本の南極地域観測隊に同行したカラフト犬の兄弟のこと。滞在中、予期せぬ悪天候に襲われて関係者全員が南極を脱出しましたが、15匹の犬たちは鎖に繋がれたまま置き去りにされました。生存が絶望視されましたが、1年後に越冬隊のヘリコプターによって奇跡的に救出されました。
このエピソードが有名になり、「南極物語」として映画化もされました。現在、北海道大学植物園でタロの剥製が、国立科学博物館でジロの剥製が展示されています。
南極というと文字通りの「極地」で、一般人が旅行する場所ではないイメージが根強くありました。しかし近年では手つかずの自然を求めて訪れる人も増えています。もっとも注目を集めているのがアルゼンチン南端のウシュアイアからのクルーズツアーで、ダイナミックな氷の風景はもちろん、ペンギンの群れやザトウクジラを見ることもできます。
コロナ禍でクルーズツアーは長らく停止していましたが、最近になって解禁されるようになり、氷の海を砕きながら大陸の奥深くまで到達することのできる「砕氷船」や、サウナや露天風呂がついた豪華客船など新たな楽しみ方も登場しています。YouTubeなどに動画を上げている旅行者も多いので、興味のある方はチェックしてみてください。
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