10月2日は何の日?
1836年のこの日、チャールズ・ダーウィンは、ビーグル号での5年間の航海を終えてイギリスへの帰還を果たしました。
イギリスで生まれ育ったダーウィンは、1831年にケンブリッジ大学を卒業後、博物学者である恩師ジョン・スティーブンス・ヘンズローの紹介を受け、イギリス海軍の測量船ビーグル号に乗船。同年12月末に出航したビーグル号は、1834年6月にマゼラン海峡を通過し、7月には南米西岸のバルパライソに寄港しています。
航海中、各地で内陸へ長期の調査旅行をたびたび実施したダーウィンですが、ガラパゴス諸島のチャタム島に滞在した際、あちこちにゾウガメのさまざまな変種が存在することを確認。この際、ダーウィンは3匹のゾウガメを母国イギリスに持ち帰ったとされています。
帰国後、ダーウィンはすぐケンブリッジへ赴き、ヘンズローと会う約束を取りつけます。ヘンズローは、博物学者がダーウィンのコレクションした資料を利用できるようにカタログづくりを提案。こうしてダーウィンは植物の分類を引き受けることになったのです。
大英博物館の設立から数えて250年の歴史をもつロンドン自然史博物館では、ダーウィンにまつわる品々が数多くコレクションされています。
1859年に出版された『種の起源』の初版や、航海中に採集されたダーウィンフィンチ(ガラパゴスフィンチ)、ダーウィンお気に入りの小さなタコなど、その数は2,200万体にも及ぶのだとか。イギリスを旅する際にはぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
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