5月6日は
ネイティブアメリカンが降伏した日

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5月6日は
ネイティブアメリカンが降伏した日

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2025.05.06

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1877年5月6日、ネイティブアメリカンの一部族・スー族の戦士クレイジー・ホースが、ネブラスカ州にてヨーロッパ系アメリカ人に降伏しました。

スー族の言葉で「良いキャンプ地」を意味するオワンカの現在。

© Jerry Huddleston

ヨーロッパ系アメリカ人が大陸を開拓した時代、各地で土地の所有権等を巡り先住民であるネイティブアメリカンとの激しい衝突が起こっていました。
 
クレイジー・ホース(本名:Tasunka witko)は、そんな激動の時代に生きた精悍な戦士の一人。有名な「リトルビッグホーンの戦い」ではシッティング・ブル酋長(本名:Tatanka Iyotake)率いる部隊に合流し、ネイティブアメリカンの勝利に大きく貢献しました。寒さと飢えで部族が衰弱していたため、1877年5月6日、ついにネブラスカ州にてクルック将軍に降伏。監禁されたのち、警備員に刺し殺されその生涯を終えました。

スー族の酋長シッティング・ブル。クレイジー・ホースは彼と共にリトルビッグホーンの戦いで勝利を収めた

© Public Domain

レイジー・ホースが殺害された場所に立つメモリアルモニュメント

© Patrickdf

彼を追悼する「クレイジー・ホース・メモリアル」は、有名な観光スポット「マウントラシュモア国立記念公園」から27km離れた岩山にあります。
 
まだ彫り進められているクレイジー・ホースの彫像ですが、驚くべきことに、入場料と寄付で進めている家族プロジェクトだそう。本プロジェクトのファウンダーであるコルチャックの遺志を踏襲し、現在でも彼の7人の子供が引き継ぎながら、スー族の戦士クレイジーホースの像を彫り進めています。

© Jeffreylcooke

© Richie Diesterheft

およそ50年の歳月をかけ、顔の部分はほぼ完成。全体の完成形は高さ170m、長さ195mとされており、まさに世界最大の彫刻となります。
 
いつ完成するかわからない、世界最大クラスの彫像。アメリカならではのスケール感をぜひ味わってみてはいかがでしょう。

© Ken Lund

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Yayoi Arimoto

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