5月1日は
世界の労働者の祭典の日!

#今日は何の日

5月1日は
世界の労働者の祭典の日!

READ

2025.05.01

1 min read

今日はメーデー。世界各地で労働者の祭典が行われる日です。

© Molly Adams

「メーデー」とは本来五月祭を意味し、この日に夏の訪れを祝う祭がヨーロッパの各地で催されています。このお祭では労働者と使用者の双方が休戦し、共に祝うのが慣習でした。これが現在の「メーデー」へと転化し、「労働者の日」となりました。

© Molly Adams

メーデーのはじまりは、1886年5月1日にシカゴで起きた大規模なストライキが発端とされています。当時の労働環境は今では信じられないほど過酷なもので、1日12時間労働は当たり前、ときには16時間にも及んでいたといいます。また、安全面での対策もおろそかにされており、労働災害が毎日のように起こる日常が当たり前とされていました。このストライキで労働者は、主に8時間労働制など労働条件の改善を要求し、人間らしい生活を訴えました。

© Harper's Weekly

シカゴでのストライキは3日間にも及び、5月4日にはシカゴ市内のヘイマーケット広場に抗議集会のため集まっていた労働者と警察の間で武力衝突が発生、合わせて11人もの死者がでる事態となりました。

© Stephen Hogan

メーデー発祥の地であるヘイマーケット広場跡には記念碑が設置され、台座には世界の労働組合の声明文が記されたプレートが設置されています。
 
「8時間労働」がしっかりと守られているか、また、守る努力をしているか。すべての労働者にとって、自身の日頃の労働環境を振り返る特別な一日でもあります。

TRaNSIT STORE 購入する?

ABOUT
Photo by

Yayoi Arimoto

NEWSLETTERS 編集後記やイベント情報を定期的にお届け!