今月のTRANSIT編集部がしたいこと!
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2025.11.13
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編集部が気になっている旅にまつわるトピックをお届けするコーナー「今月の編集部がしたいこと!」。
知らない世界の扉を開く、アート、映画、食、体験をピックアップ。すべてのモノ・コト・イベントが、次の旅のきっかけになるはず!
Index
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11/6〜12/7
難民一人ひとりの人生に耳を傾ける「難民映画祭」
11/8〜14
「フィンランド映画祭」新作5作品が日本初上映!
11/14〜16
北欧のやさしさに触れる3日間「青空の北欧市場 TACHIKAWA LOPPIS Autumn Side」
11/15、16
北欧の本と文化に出合う祭典「北欧ブックフェスタ」
11/15、16
「フィエスタ・デ・エスパーニャ」でスペイン気分を味わう!
11/20〜24
東京外国語大学の学園祭「外語祭」に行ってみよう!
11/22、23
「K-BOOKフェスティバル2025」で韓国文学の世界に浸る〜
11/23
大阪からパレスチナを考える「パレスチナ文化の日」
11/29、30
フィリピンの料理と文化を体験する「フィリピン フェスティバル東京」
ある日突然「難民」と呼ばれるようになった人たちにも、かけがえのない人生があることを知ってほしい。そんな思いから、日本初の難民に焦点をあてた映画祭として、2006年に「難民映画祭」は始まった。これまでに世界各地から集めた270作品を上映し、10万人以上の人びとが来場した。
第20回難民映画祭は、2025年11月6日(木)から12月7日(日)の期間で開催。困難を生きぬく難民の力強さに光をあてた9作品(日本初公開6作品を含む)がオンラインと劇場で公開される。
▪️編集部の一言
日本社会で難民問題への理解と共感を広げることを目的に、毎年開催されている難民映画祭。映画をとおして、難民として生きる人びとを知ることは、難民問題が決して遠い世界の話ではないことを感じられる機会になるはず。
難民映画祭
オンライン開催期間
劇場開催期間
「フィンランド映画祭」が2025年11月8日 から14日(金)まで開催中だ。名匠・ホンカサロ監督の『オレンダ』や、フィンランドで権威のあるユッシ賞受賞作『リンゴ泥棒』をはじめ、フィンランド映画の新作5作品を日本で観ることのできる貴重な機会。
▪️編集部の一言
それぞれの物語が、静かな余韻で心に響き、映画を通じて静寂が新鮮に映るはず。フィンランド映画、そして北欧映画の窓口となる映画祭だ。
フィンランド映画祭2025
期間
会場
複合施設GREEN SPRINGSにて、“ウェルビーイング”の発信を目的としたイベント「青空の北欧市場 TACHIKAWA LOPPIS Autumn Side 2025」が2025年11月14日(金)から16日(日)の期間で開催される。
屋外型北欧マルシェのほか、フィンランドの北カレリア地方の代表団による展示会も実施。そのほか、フィンランド伝統のスポーツ「モルック」の体験、トークショー、ヴァイキング体験ブース、北欧に触れるワークショップなど、北欧の文化を満喫できる。
▪️編集部の一言
北欧での「ウェルビーイング」は、日常のなかで誰もが心身ともに健やかで、充実感や安心感を感じられる社会のあり方のことだ。そんな概念の広がりは、北欧のライフスタイルや働き方、子育て、教育、デザインなど、社会制度にも現れている。ぜひ、ウェルビーイングのヒントを探しに出かけてみては。
青空の北欧市場 TACHIKAWA LOPPIS Autumn Side 2025
日時
会場
HP
「北欧ブックフェスタ」が、東京・大森の仙六屋カフェで2025年11月15日(土)、16日(日)に行われる。言語を介して、北欧5カ国を楽しめるイベントだ。
会場には、北欧の人文、社会科学、自然科学、文学、詩・言葉、写真、デザイン書などを選書して仕入れている出版社や翻訳者が集い、トークセッションや展示も行われる。あたたかなカフェ空間で、本を片手に北欧を旅するような時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
▪️編集部の一言
北欧5カ国であるフィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランドでは、それぞれ異なる文化や風土、暮らしのかたちが存在する。そんな違いを思い浮かべながら本をめくってみるのも、きっと楽しい時間になるだろう。次号、2025年12月発売のスウェーデン特集もお楽しみに!
北欧ブックフェスタ
日時
会場
入場料
HP
スペイン文化を味わえる日本最大級のスペイン・フェスティバル「フィエスタ・デ・エスパーニャ2025」が2025年11月15日(土)、11月16日(日)に開催される。
スペイン料理やワインを楽しめる飲食ブース、本場の情熱を感じられるフラメンコのステージ、観客も参加できる体験型の企画など、五感でスペインを体感できるイベントだ。スペイン産ワインやクラフトビールを片手に昼間から陽気なひとときを楽しめる。
▪️編集部の一言
11月のスペインでは、秋の実りを祝うフィエスタが各地で開かれる。栗の収穫を祝う「Magosto(マゴスト)」や、ブドウの搾りかすから造る強い蒸留酒「オルホ」の祭り、シェリー酒の産地ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ周辺で行われるワインにまつわる催しなど。酒造りの伝統と秋の味覚に触れながら、スペインのお祭り気分を味わってみては。
フィエスタ・デ・エスパーニャ2025
日時
会場
HP
2025年で103回目を迎える東京外国語大学の学園祭「外語祭」。2025年11月20日(木)から 24日(月・祝)の5日間にわたって開催される「外語祭」は国際色豊かな企画ばかりで、東京にいながら世界中を旅しているような気分を味わうことができる学園祭だ。学生たちが学んでいる30以上の国と地域の本格的な言語文化や食体験が楽しめる。
▪️編集部の一言
外語祭の魅力は学生一人ひとりの研究や努力が直接感じられること。伝統舞踊や音楽演奏、語劇や読み聞かせなど、普段ではなかなか味わうことのできない現地の味や文化を、学びの延長として楽しもう!
第103回外語祭
日時
会場
HP
韓国の本を愛する読者、作り手、届け手が一堂に会する本の祭典「K-BOOKフェスティバル2025」。2025年は11月22日(土)、11月23日(日)の2日間に「まじわる 우리 모두 다 같이 ―まじわることが希望になる時代に―」をテーマに、韓国の本の魅力を楽しむ2日間が待っている。
今年は「文学と映画」を特別企画として展開し、神保町シアターにて初のタイアップ上映会を開催する。俳優で出版社代表でもあるパク・ジョンミンさんによるトークイベントを行うほか、フェス本会場では独占インタビューも上映予定。
▪️編集部の一言
近年、韓国文学における日本国内での翻訳や出版が増加している。日本文学、欧米文学とは異なる視点や文体、社会背景を持つ韓国文学は、新しい”かたり”として注目を集め、社会問題やジェンダー、若者文化など、韓国と日本で共感できるテーマを扱った作品が日本でも話題を集めている。本イベントは、K-BOOKに初めて触れる方も気軽に参加できるのでご安心を。
K-BOOKフェスティバル2025
日時
会場
HP
2025年11月23日(日)にパレスチナの歴史・文化・伝統について学び、交流するイベントが大阪で開かれる。豊かな歴史の物語から、色鮮やかなパレスチナ刺繍「タトリーズ(Tatreez)」体験ができるワークショップなど、パレスチナについて深く知ることができる一日となっている。
▪️編集部の一言
パレスチナには、イスラーム教・ユダヤ教・キリスト教の歴史と深く結びついた、多くの聖地や文化が存在している。一方で、ガザ地区では2023年10月に戦闘が激化して以降、緊張が続いている。
報道だけでは見えにくい、この土地本来の文化や人びとの多様な営みに目を向けるきっかけにもなるだろう。
パレスチナ文化の日
日時
会場
2025年11月29日(土)、30日(日)の2日間で開催されるフィリピン文化と料理を祝う祭典、「フィリピン フェスティバル東京 2025」。本場料理を味わえるほか、フィリピン出身のアーティストによるライブやダンスパフォーマンスも開催される。フィリピンとの温かい関わりを、実際に体感してみよう!
▪️編集部の一言
フィリピンは、7,000以上の島々からなる東南アジアの国。スペインやアメリカ、アジアの文化が混ざり合いながら独自の文化を作り出してきた。フェスティバルではその多彩な空気を味わえるだろう。
フィリピン フェスティバル東京 2025
日時
会場
HP
※本記事は執筆時点の情報をもとに制作しています。
開催内容は変化する可能性がありますので、最新情報は各公式サイト等をご確認ください。また、本記事で紹介する文化・習慣は地域によって異なる場合があります。