ぶらり路線バスの旅 in ベトナム。

連載|今週の編集部日誌 in Vietnam

ぶらり路線バスの旅 in ベトナム。

People: 川原田喜子(TRANSIT)

TRAVEL&LIVE

2026.01.22

7 min read

今、どんな記事をつくってる? 週末はどこへ行ってた? 最近気になっていることは? などなど、TRANSIT編集部のオンオフの日々をお届けします。

現在、編集部は2026年3月発売のベトナム特集に向けて、現地で滞在制作中。ベトナムにいる間は、編集部日誌を毎日更新!

編集部のホーチミン滞在日誌の第2弾では、さっそくローカルな移動手段に挑戦!

Photo & Text: Yoshiko Kawaharada (TRANSIT)

編集部のホーチミン滞在も3日目に突入。
私は、ホーチミンの北西にあるタイニンという街と、その近くにあるベトナム南部最高峰・バーデン山へショートトリップに来ている。
 
ホーチミンからは、地元の人が使うバスを2路線乗り継いでやってきた。今回の日誌は、この移動の話を書こうと思う。
 
短〜中距離の路線バスが発着するホーチミン西部の「サイゴンバスターミナル」からクチまで約1時間半、クチでバーデン山行きのバスに乗り換えて約1時間45分。合計3時間と少しのバス旅だ。ガイドブックによると厳密な時刻表はなく、20-25分に1本程度の頻度で運行されているらしい。
 
ターミナルは宿舎から徒歩15分と近いし、乗るべきバスの行き先番号も調べて、これで準備万端……と思ったが、経験上ローカルなバス旅には、想定した乗り場にバスが来ない! そもそも乗る予定のバスが存在しない! など何かしらのアクシデントがつきもの。念のため、前日の夕方に散歩がてら下見に出かけた。

多くの路線バスが行き交うサイゴンバスターミナル。

乗る予定の13番バス乗り場で蚊に刺されながら待てど暮らせど、何も来ない。よく見ると、壁に小さなベトナム語の貼り紙が。Googleレンズ先生曰く「ルート13番をご利用のお客様 2025年3月からはバス停留所でご乗車ください」。下見に来ておいてよかった!!
 
「バス停留所」がどこを指すのかわからなかったが、ターミナルを歩き回って13番バスが停まっている場所を無事見つけ、下見終了。

見つけた!

翌朝は5時に起きてターミナルへ向かい、調べた場所に停まっていた13番バスに自身たっぷりに乗り込む。と、2台隣のバスに乗り換えるよう指示された。どうやらそちらが先に出発する車両らしい。同じ番号のバスが2台来ることもあるのか……難しい。
 
乗客は私1人。まもなくバスは発車し、旅気分が盛り上がってワクワクする。しかしその後、ターミナル内の別の場所で現地人のお客さんが乗ってきた。私が停留所と思っていたのは、どうやらバスの待機場所だったようだ。下見までしたのに結局間違っていたとは……。乗れたのでよしとしよう。

車内には運転手さんとは別に乗務員さんが乗っていて、1人ずつ声をかけて料金を徴収して回ってくれる。降りるときにサッと払えるか不安だったので、これはありがたい! 料金が表記されたチケットも発券されるのでわかりやすくて便利だ。

車内に見やすい料金表もある。私は乗務員さんが指差して教えてくれるまで気づかなかったが……。

バスは通勤ラッシュ(相変わらずすごいバイクの数!)のホーチミン市内を進み、少しずつお客さんが増えてゆく。
 
顔なじみ? 初対面? のお客さん同士で、ときには乗務員さんも交えて、しょっちゅうお喋りがはずんでいる。バイクの走行音やクラクションに負けじとみんな声を張るので、車内はかなりにぎやか。ベトナム語がわかれば参加してみたかったな。

和気あいあいの車内。水色のシャツを着て立っているのが乗務員さん。

車窓はだんだんと郊外らしい景色に(ガラスが汚い!)。

ベトナム語のおしゃべりを子守唄にひと眠りし、目が覚めるとクチバスターミナルだった。ベトナム戦争の戦跡として有名なクチトンネルにも、ここからバスを乗り換えて行くことができる。

クチバスターミナル。

さて、バーデン山へ行く70-2番バスを探さなければ。近くにいたターミナルの係員らしきおじさんに「Núi Bà Đen(バーデン山)?」と話しかけてみると、少し離れたところのバスを指差す。確かに702と表示されているので、歩いていって意気揚々と乗り込むと、乗務員さんが同じ番号の別のバスに誘導してくれた。まただ。地元の人は一体どうやって、次に出発する車両を見分けているのだろう……雰囲気?

こちらが正解(先発)のバス。難しい。

車内では陽気なおばちゃんたちがお菓子をつまんでいたので、私も持ってきたクラッカーで朝食。ターミナルを見て回りたかったけど、何しろいつ出発するかわからないので車内で待つしかない。地元の人は発車時刻をどう把握しているのだろう……雰囲気?
 
と、いろいろ考えているうちにバスは出発。景色はどんどん田園地帯に変わってゆく。

のどかな車窓風景。

乗客は少しずつ減って私1人に。どうやら、バス停ではない(ように見える)場所でも、乗務員さんに声をかければ降りることができるようだ。この乗り方をマスターすれば便利そうだけど、旅行者には難しそう……!
 
やがて、田んぼの中にぽつんとそびえるバーデン山が見えてきた。私のバス旅もそろそろ終わりだ。

バーデン山ふもとの駐車場に到着!

乗務員のお姉さんに笑顔で見送られ、バス駐車場を後にする。乗降場所や出発時間の把握が難しいし、乗務員さんのベトナム語はわからなかったけど、親切に対応してもらってとても快適な移動だった。
 
バーデン山やタイニンでの出来事は、また別の記事にて。
 
ホーチミンや各都市での制作活動は、まだまだ続きます!次の編集部日誌もお楽しみに!

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Yayoi Arimoto

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