あの作曲家の最後の日!

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あの作曲家の最後の日!

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2025.03.25

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1827年3月26日は、音楽史上最高の作曲家の一人であるベートーヴェンの命日。

ウィーンのハイリゲンシュタット地区。ベートーヴェンが難聴と恋の病に絶望して遺書を書いた町。その後、気持ちを持ち直して作曲に励んだ。ベートーヴェンが暮らした家が残る。

© KEI TANIGUCHI

ドイツ中西部のボンで生まれたベートーヴェンは、「交響曲の父」といわれたハイドンに弟子入りすべく、22歳でウィーンへと旅立ちます。そして56歳で没するまでの35年間をこの地で過ごし、ウィーンは彼の第二の故郷となりました。
 
「引越し魔」とも称されたベートーヴェンは、ウィーンで79回の引越しを繰り返したといわれています。旧市街に残る「パスクァラティハウス」では交響曲第4番、第5番「運命」のほか、名曲「エリーゼのために」が作曲されました。現在は記念館として公開されており、彼が実際に使用していたピアノや直筆の楽譜、デスマスクなどをみることができます。

© Eric E Castro

© Herbert Frank

ちなみに最後の家となったシュヴァルツシュパニエルハウスは1904年に建て替えられ、今は彼が住んでいたことを示すプレートが壁に残るのみ。そして今でも世界中で受け継がれる交響曲第9番が初演されたケルントナー・トーア劇場の跡地には、ザッハトルテで有名なホテル・ザッハーが建っています。

© TAKEHIKO ONO

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Yayoi Arimoto

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