旅と世界のはなし vol.26
「2人の印度放浪 -まだ見ぬインド料理を求めて-」

Podcast

旅と世界のはなし vol.26
「2人の印度放浪 -まだ見ぬインド料理を求めて-」

People: 小林真樹(アジアハンター)、鈴木克明(砂の岬)

EAT&LISTEN

2025.01.06

2 min read

Podcast「TRANSIT Worldview〜旅と世界のはなし〜」では、最新号をより深く楽しむための制作秘話を話したり、ときにはゲストを迎えて国内外の知られざる世界をお届けしていきます。

『TRANSIT Travel Guide INDIA』の発売を記念したPodcast第3弾。今回は30年以上にわたり、インド全土であらゆるインド料理を食べ歩いてきたアジアハンターの小林真樹さんと、研鑽のために毎年インドへ通いつづける〈砂の岬〉店主・鈴木克明さんをゲストにお迎え。

左から鈴木克明さん、編集部佐藤、小林真樹さん

2人のインドとインド料理への愛はとどまることを知らず、収録は過去最長の3時間超え。そのため、本エピソードは3回に分けてお届けします。
 
episode1は、2人が最初にインドへ足を運んだきっかけである藤原新也さんの著書とラダックの山奥にあるリゾンゴンパの話に始まり、インドでの行き先の決め方、実際に現地で食べ歩く際に見ているポイントなどをお聞きしました。また、インドばかり食べ歩いてきた小林さんが、今年に入ってアメリカ、オーストラリア、フィジーなどインド以外の国へ足を運ぶようになった理由もあきらかに。

© sunanomisaki

episode2では、小林さんによるコルカタ中華の歴史解説も。コルカタ中華のなかでも豚を使うエリアと使わないエリアがある?コルカタで製麺所を営んでいるのはビハール人?などなど、マニアックなインド中華の世界に思わず引き込まれます。また、克明さんが近年ムンバイへ通う理由や、できるだけ多くの店を食べ歩くために工夫しているポイントなどもお聞きしました。さらに、小林さんがインドに住んでいた過去が発覚。発売中の著書『インドの台所』(作品社)の原体験についてお話しいただきました。

© Masaki Kobayashi

また、収録では克明さんがお店で提供しているイラーニーチャイを淹れてくれるというサプライズが!小林さん分は日本酒のマス酒のように、カップからチャイが溢れる現地仕様で本人もご満悦の様子。

さらにオリジナルのクッキーまで用意され、チャイを啜りつつ、クッキーをかじりつつ終始和やかな雰囲気で行われました。克明さんの粋な計らいに人気店の理由を見た気持ちになりました。

続くepisode3は年明け第2週目に配信予定です。インドは旅のベストシーズン真っ只中。今期インドへの渡航を計画中の方もそうでない方も、年末年始はお二人のマニアックなインド話にどっぷり浸ってみてください。
 
【ホスト】
編集者 佐藤桂子
 
【ゲスト】
小林真樹(こばやし・まさき)
インド食器・調理器具の輸入卸業を主体とする有限会社アジアハンター代表。インドの食に並々ならぬ情熱を注ぎ、インド全土の料理を30年以上食べ歩いてきた猛者。著書に『食べ歩くインド』(阿佐ヶ谷書院)、『インドの台所』(作品社)など。
 
鈴木克明(すずき・かつあき)
東京・世田谷の桜新町にあるインド料理店〈砂の岬〉店主。2007年に1年かけてインド各地の料理を食べ歩く旅を始め、2010年に妻の有紀とともに店をオープン。2024年までの渡印回数は30回弱。

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Yayoi Arimoto

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