今日はクリスマス!イエス・キリストの誕生を祝う日です。
というと、12月25日がキリストの誕生日であるかのように聞こえますが、実はそうではありません。キリストがいつ生まれたのかは聖書にも書かれていないため、正確な日付はわかっていません。つまりクリスマスは誕生日ではなく、「誕生を祝う日」なんです。
なぜ12月25日が「祝う日」になったか……?というのも諸説ありますが、「冬至」が関係しているという説が有力です。冬至といえば、北半球では一年でもっとも昼が短くなる日。裏を返せばこの日を境に太陽の力が強まっていくということであり、古代ローマでは冬至の日に太陽を祝福する習慣がありました。
3世紀には皇帝アウレリアヌスが12月25日を太陽神の誕生日として制定します。キリストもまた聖書の中で「世の光」と崇められていることがこの流れと合流し、4世紀頃には12月25日がキリストの降誕祭として定着しました。
このように曖昧な部分も多いキリストの誕生ですが、生まれた場所についてはちゃんと記録に残っています。イスラエルのベツレヘムという町です。ここには「聖誕教会」と呼ばれる教会があり、祭壇の地下にはキリストが生まれたとされる場所が祭られています。
4世紀、ローマ帝国皇帝のコンスタンティヌスがキリストが生まれた洞窟跡に作ったもので、1700年の歴史を誇る世界最古の教会でもあります。
ただしイスラエルはユダヤ教徒が大半を占めているため、クリスマスを祝う習慣はないようなのでご注意を!
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