今日は、スペインの探検家エルナン・コルテスが、アステカ帝国の首都、テノチティトランの征服を開始した日。
16世紀、無敵国家スペインは植民地を拡大するべく、多くのコンキスタドール(征服者)を新大陸に派遣していました。コルテスもその一人です。
コルテスらは古代都市を破壊し、その上に自分たちの植民都市を築きました。そのため、現在のメキシコシティの地下には、テノチティトランの都市が埋もれていると考えられています。
古代都市遺跡の一部は地上にあらわになり、「メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ」として世界遺産に登録されています。
そこでみられるのは、アステカ帝国最大の寺院である「テンプロマヨール」の基盤部や、アステカの神を彫刻した巨大な石像たち。一部には、まだ赤や青の彩色が残っている部分もあります。
そこに漂うのは、古代文明のロマンと破壊の物哀しさ。南米メキシコで、失われた都市の面影を探してみてください。
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