12月13日は聖ルチア祭の日です!
北欧諸国にとって一年でもっとも重要な伝統行事であり、旧暦の冬至にあたる12月13日に行われます。
そもそも聖ルチア祭とは、キリスト教の聖女ルシアに由来する祝日です。ルシアの死を記念するとともに、寒くて暗い冬を明るく照らすという意味が込められています。
© Cecilia Larsson Lantz/Imagebank.sweden.se
とくにスウェーデンの聖ルチア祭は規模が大きく、ストックホルムの聖堂や教会には、地元民ならず海外からも多くの人が集まります。
見どころはなんといっても子どもたちによる「ルシアパレード」です。キャンドルで作られた冠を頭に乗せた子どもたちが、歌や行進を披露します。
© Cecilia Larsson Lantz/Imagebank.sweden.se
キャンドルを頭に巻き付けるという独特なスタイルにも、重要な意味があります。かつて聖女ルシアは、暗い地下牢で生活する貧しい人びとに食料を分け与えるため、ロウソクを頭につけ、両手で食糧を持って歩いたといわれています。つまり子どもたちは聖女ルシアに扮しているのです。
またこの祭りに欠かせないのが、「ルッセカット」というサフラン入りのロールパンです。北欧では黄金色のサフランパンは幸運を呼ぶと信じられており、地元民たちは行事の前後にこのパンを楽しみます。
© Emelie Asplund/imagebank.sweden.se
世界でもっとも長く暗い冬を、ロウソクの光が美しく照らすこのお祭り。北欧旅行はぜひこの時期にいかがですか?
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