Day18-20/まどろみの台南
牛肉湯を求めて

連載:編集部日誌 in 台湾

Day18-20/まどろみの台南
牛肉湯を求めて

People : 佐藤桂子(TRANSIT)

TRAVEL&EAT

2024.10.21

3 min read

2024年12月発売のTRANSITは「台湾特集」!
編集部は雑誌制作のために約1カ月の間、台北に拠点を移し、台湾の東西南北を旅します。
TRANSIT.jpでは、編集部メンバーが日替わりで「編集部日誌 in 台湾」をお届けしていきます。

週末は台北を抜け出し、一路台南へ。台北から特急列車(日本の新幹線)で約1時間40分で台南駅に到着しました。
 
街並みは全体的に建物が低く、おおらかな南国の雰囲気。心なしか人びとも開放的になっています。
 
 

市場の2階でティータイム中のおじさんたち。

喫茶店の前で新聞を読むおじさん。

人だけでなく、猫も犬も開放的です。

 
そんな記念すべき台南での一食目は、台南名物の一つでもある牛肉湯。街を歩けばそこかしこに「牛肉湯」の看板が目につきます。
 
まずは宿の近くで適当に牛肉湯の店を探して入店。〈豪牛牛肉湯〉という力強い店名とは裏腹に、白を貴重としたスタイリッシュな外観。
 
 

 
まずはオーソドックスに、シンプルな牛肉湯と空芯菜炒め、魯肉飯の牛肉版そぼろごはん。
気軽に選んだにもかかわらず、そのおいしさにひと口目で開眼します。そして牛肉湯の虜になった編集部SとM。
 

 
翌日も、台南でのレトロな建築めぐりや最新のカフェめぐりはさておき、朝目覚めたら牛肉湯のことばかり考えていた私たち。朝食は朝5時から営業している〈西羅殿牛肉湯〉に決まりです。
 

老舗の風格漂う一軒。

 
こちらの牛肉湯は老舗らしく、シンプルな精湯スープでキメてきました。肉がゴロゴロ入っているのに全くしつこさもなく、あっという間に飲み干してしまうほど。そして青菜の牛肉炒めがまた脳天を突き抜けるようなおいしさ。オイスターソースにも似た魚醤を使用していると思われ、力強い肉の味に潮の香りをプラスしたような粋なひと皿でした。
 

 
一旦、それぞれのミッションのため解散したSとM。帰り際、サクッとごはんを食べようということになり駅に集合。もちろん検索したのは牛肉湯のお店です。
 
駅からもっとも近いお店は営業時間終了のため、わざわざまたタクシーを飛ばして街中の牛肉湯を目指す始末。しかし、またしても記憶に残る牛肉湯を発掘してしまいます。
 
向かったのは〈阿蓮牛肉湯 台南公園店〉。今までで一番オオバコのお店です。ここの最高のオプションは、牛すじ肉とごはんがおかわりし放題ということ。
 

ピカピカと輝くすじ肉。SとMは4回ずつおかわりしたのでした。

 
そして牛肉湯は、今までのどの店より肉の旨みを感じる力強い味わい。浴びるほどに牛肉を食べつづけ、台南最後の夜を最高のかたちで締め括ったのでした。
 

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Masumi Ishida

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