1912年4月15日は、タイタニック号が沈没した日。前日に起きた氷山衝突によって船体に穴が開き、大西洋の真ん中に沈んでいきました。
この事件を題材にした映画『タイタニック』は1997年に公開され、アカデミー賞作品賞を含む歴代最多タイとなる11部門受賞という偉業を成し遂げました。20世紀の映画で最も多くの観客を集めた作品として、映画史に君臨しています。今年はデジタルリマスター版が日本で公開され、あらためて感動を味わったという方も多いのではないでしょうか。
© Nan Fry
ニューヨークへ向かう途中に事故に見舞われたタイタニック号ですが、出発したのはどこかご存知でしょうか。答えはイギリス南部の港町、サウサンプトンです。レオナルド・ディカプリオがポーカーで賭けをして得たお金で船に飛び乗る名シーンも、この街が舞台となっています。
© Peter O'Connor aka anemoneprojectors
現在、サウサンプトンのシーシティ博物館は、タイタニック号にまつわる展示で人気を集めています。船の構図を再現したパネルや、2等室のキャビンを復元したもの、実際に舵を握って操縦を体験したりもできます。映画をご覧になった方は、作品世界に足を踏み入れたような感覚を味わえるはずです。
© Heather Cowper
ただし、亡くなった方々の遺留品も展示されていますので、ただ楽しむだけの場所ではありません。映画の追体験を楽しみつつも、事故の重大さを実感する場所として、ぜひ訪れてみてください。
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Yayoi Arimoto
