1940年4月17日、月面探査船アポロ13号が南太平洋に着水し、奇跡の生還を果たしました。壊滅的な事故が起きながらも乗組員全員が生き残ったという点から、このミッションは「成功した失敗」といわれています。
帰還後、強襲揚陸艦「イオー・ジマ」の甲板に降り立った3名の宇宙飛行士。
4月11日午後2時13 分 (EST) 、アメリカのフロリダ州にあるケネディ宇宙センターから打ち上げられたアポロ13号は、NASAが指揮する3回目の月面着陸ミッションでした。搭乗員は3名。打ち上げ後地球から32万kmの地点で、機械船が使用不能になるという不運に見舞われてしまったのです。そこで急きょ、月着陸船「アクエリアス」を脱出船として使用し、ただちに帰還することを決めます。こうした機転の効いた対応のおかげで、彼らは自身の命を守ることができました。
ケネディ宇宙センターから打ち上げられるアポロ13号。
アポロ13号の乗員がミッション中に捉えた月面のクレーター「ツィオルコフスキー」
© NASA
ケネディ宇宙センターには、宇宙への憧れと好奇心を刺激するスポットがたくさんあります。100億円以上かけて作られた「スペースシャトル・アトランティス」の、迫力満点のレプリカは必見です。そのほか、最先端の技術を駆使した展示から、何千人もが携わってきたスペースシャトル計画の軌跡に触れることができます。
© Alberto Cabello
© marianne muegenburg cothern
オーランド国際空港から約50分、ディズニーワールドから約1時間とアクセスもよく、運がよければロケットが宇宙に向けて発射する瞬間に立ち会えるかも。”宇宙に一番近い場所”で過ごす時間は、きっと忘れられない思い出になるはずです。
Yayoi Arimoto
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Yuki Kumagai
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