國家電影及視聽文化中心(TFAI)は、1978年に設立された台湾の映画、視聴覚、文化遺産の保存を使命とする重要な文化施設だ。その起源は1977年に遡る。中華民國電影戲劇協が「映画ライブラリー」の設立を提言したことがきっかけで、翌年に現在のTFAIが誕生した。当初は、海外の名作を紹介しながら映画美学を探求することに重点を置いて活動していた。
その後、「世界クラシック映画祭」や「フランス映画祭」といったイベントを主催。世界中の名作やヌーヴェルヴァーグのアート系映画を上映することで、多くの台湾映画監督や学生たちに大きな影響を与えてきた。
2019年には「國家電影及視聽文化中心(TFAI)」と改称し、コレクションは約40万点に拡大した。映画、ポスター、スチール写真、脚本、雑誌、書籍、レコードなど、多岐にわたるアイテムを所蔵している。映画および視聴覚メディアの保存、修復、研究、振興を通じて、台湾の文化遺産を守りつづけている。
現在、TFAIではエドワード・ヤンのような著名監督の回顧展や、現代台湾社会や映画史に関連するテーマ上映会など、多彩なイベントを開催している。台湾映画遺産の保存と振興において、欠かせない存在だ。旅行客も立ち寄って映画上映や展示を観ることができるので、台湾映画好きな人はぜひ立ち寄ってみてほしい。
國家電影及視聽文化中
Taiwan Film and Audiovisual Institute
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