6月8日は、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』が出版された日。
ジョージ・オーウェル
『1984年』は全体主義国家の本質や残酷さを描いたディストピア的SF小説。彼が描き出した監視管理社会の恐怖は音楽や文学、哲学などに影響を与え、近代文学の傑作の一つとして今なお評価されています。
晩年のオーウェルが『1984年』を執筆したのは、スコットランドのジュラ島。約200人の人口に対して7000頭ものアカシカが生息し、「鹿の島」として知られる地です。
© webted
島の西部には、標高700mを超える3つの山「パップス・オブ・ジュラ」がそびえます。天気が良ければ周りの島からも望むことができる、ジュラ島を象徴する景観です。
© Jaimie Wilson
ジュラ島のスコッチ・ウィスキーも有名です。「スコッチの聖地」と呼ばれる隣りのアイラ島と並び、ファンの間では有名なウィスキー生産地でもあります。
ジュラ蒸留所は1810年に操業を開始。一度は閉鎖を余儀なくされたものの、1963年に再び稼働を始め、フルーティな甘さを楽しめるシングルモルトウィスキー「アイル・オブ・ジュラ」の生産を今日までつづけています。
© Raimundo Lira
雄大な自然と芳醇なウィスキーを楽しめるジュラ島。そんな孤島で、オーウェルの足跡を辿ってみてもいいかもしれません。
Yayoi Arimoto
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Yukimi Nishi
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