ダミアン・コツル/Damian Kocur
映画の長編デビュー作『パンと塩』がヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。新作『アンダー・ザ・ボルケーノ』はアカデミー賞国際長編映画賞のノミネ ート候補に。社会問題とリアリズムを繊細に描く、いまもっとも注目されている若手映画監督。
数々の名監督や芸術家を輩出してきた、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの中欧4国。
次の巨匠となるのは誰? 各国のカルチャーに詳しい方々に、注目の若手キーパーソンを教えてもらった。
映画の長編デビュー作『パンと塩』がヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。新作『アンダー・ザ・ボルケーノ』はアカデミー賞国際長編映画賞のノミネ ート候補に。社会問題とリアリズムを繊細に描く、いまもっとも注目されている若手映画監督。
長編デビュー作『パンと塩』。ショパン音楽大学に通う学生ティメックは、夏休みを家族と過ごすために故郷へ戻ってきた。久しぶりに再会した友人たちと楽しいひとときを過ごしていたが、ある日、地元の若者たちが集まるケバブ屋でアラブ系の従業員との間にトラブルが発生。その小さな諍いはやがてエスカレートし、思いもよらぬ悲劇へと発展していく。実話をもとに、ポーランドと移民問題のリアルを描いた作品。
日本をはじめ、世界ツアーを行うポーランドの音楽シーンを牽引するピアニスト。作曲家、歌手としても活躍。クラシックのルーツをもちながらジャズやアンビエント、フォークなど幅広い音を扱う。ピアノ界の新たな潮流を生み出している存在。
アルバム『Nostalgia』
selector:小倉聖子
VALERIA代表。映画の宣伝、プロデュース、上映会の企画や、「ポーランド映画祭」などの企画・運営も行っている。著書にガイドブック『ワルシャワ、文化、今日』(マーメイドフィルム)がある。
唯一無二の音楽と映像美で魅了するBert & Friendsのフロントマン、アルベルト・ロマヌッティ。作曲・映像制作も手がけ、映画や国立劇場公演にも参加するなど、多方面で活躍。チェコ音楽界の革新者として注目を集めている。
チェコを代表するデザイナー。洗練された照明デザインで知られ、感度の高さで評判の照明ブランド〈BROKIS〉のアートディレクターも務める実力派。チェコ・グランドデザイン賞の最優秀賞を2度受賞し、世界を舞台に活躍している。
彼女が手掛ける照明ブランド〈BROKIS〉のランプ。
selctor:ヤクブ・ヴァーレク
チェコ文化の普及活動をするチェコセンター東京でPRを担当。大学で日本語を学んだことをきっかけに来日。
ハンガリーと日本にルーツをもち、その細密な描写が異彩を放つ画家。植物や古物の残欠などをモチーフに、飛驒の地で培われた自然観や死生観をテーマにしてブダペストで制作をつづける。美術館での展示、受賞歴多数。
ジャズシンガー、パフォーマンスアーティス ト。音楽、詩、演劇を融合させた作品が個 性的。現代アーティストとして名高い旧ユー ゴスラヴィア出身のマリーナ・アブラモヴィッ チとも共演。2025年3月に新EP『Gorgeous Gorgeous Nothings』をリリース。
パフォーマンス作品『In My Head It's a Neatly Draped Room』
selector:チェレシネーシ・アンナ
香川県育ちのハンガリー人。ブダペストの取材記事でもガイドとして登場。
ヴァイオリニスト。クラシックのルーツをもちながら、ポップスやロックなどの幅広いジャンルで活躍し、高い評価を得ている。ヨーロッパ各地で迫力あるステージを展開し、多くのファンを獲得している。アヴリル・ラヴィーンと共演したことも。
Personal archive of Filip Jančík.
ファッションブランド〈PETRA KUBÍ-KOVÁ〉の創業者兼デザイナー。コメンスキー大学日本科とブラチスラバ芸術大学で学ぶ。日本文化からもインスピレーションを受けており、KAI:WA project(会話)やMIDORI(緑)と題したコレクションも発表。
ファッションブランド〈PETRA KUBÍ-KOVÁ〉
selector:増根正悟
2024年に『チェコじゃないスロヴァキア 中欧の中央』(パブリブ)を出版。
TRANSIT最新号「新時代の中欧浪漫紀行」では、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーについてより詳しく特集しています!
ぜひ本誌をお手に取ってみてください。