どんなときにもまずは健康第一。忙しく過ごす日々の中、しっかりごはんを食べて力を蓄えてほしいということで、TRANSITで掲載してきた料理を少しずつ公開していきます。
お家で食べるごはんでも、旅を感じられるはず。
text:TRANSIT
おいしいものを求めて世界を旅する料理研究家の方々に、特製スパイスカレーのレシピを教えていただきました。今回は有元くるみさんのレシピを紹介。スパイスたっぷりのカレーを食べて、疲れやストレスを吹き飛ばしてください!
最初にご紹介するのは、料理研究家・有元くるみさんのレシピ。はじめてのインド旅でチェンナイを訪れたときに出会った思い出の味をレシピにしてくれました。タミル料理研究家のViji Varadarajan先生にインド料理レッスンを受けたときのこと。朝から夕方まで台所に立って、みっちり料理のお勉強をしていて、あまりの空腹でキッチンに並んだ食材を味見していたというかわいらしい有元さん。見たことのない葉っぱがどさっとテーブルに置かれているのを見つけて、一枚ちぎって口に運んでみた。「はて、これはなんだろう。うーん、不思議な味」。それを見た先生は呆れ顔。「オーマイガー! くるみはなんでもそのまま食べてしまうのね。それはカレーリーフといって、南インド料理に欠かせないハーブなのよ」と大事な料理のハーブのことを教えてくれたのだとか。そんな思い出の南インドの味をどうぞ。
びんちょうマグロの切り身…….2 切れ
*サワラ、タイなどの厚めの切り身魚も可
塩、コショウ…….適量
ショウガ…………..1 片分(すりおろし)
タマネギ…………..1 /2 個(薄くスライス)
A
・ココナッツオイル……適量
・赤唐辛子……………….2 本
・カレーリーフ…………10~15枚
・クミンシード…………小さじ1/2
・マスタードシード…..小さじ1/2
B
・コリアンダーパウダー…….少々
・ターメリックパウダー…….少々
・バナナの葉…………………..魚が包めるサイズ2 枚
・ココナッツクリーム (ココナッツミルクの固まった部分) …….1 /2 缶
作り方
❶魚にあらかじめ塩、コショウを振る
❷フライパンを中火で熱し、Aを入れて炒めて香りを出す。その後、ショウガとタマネギ、Bを加え、ひと煮立ちさせる。塩を軽く加え 味を調える
❸ ❶に❷のソースをかけてなじませたものを、バナナの葉に包んで紐で留める
❹厚手の鍋やフライパンを熱しココナッツオイルを入れて❸を蒸し焼きに。表裏を約5 ~7分ずつ焼く
❺お好みでライスや野菜を添える
・プレーンヨーグルト……150 ~ 200 mℓ
・コリアンダー……………..2 本(みじん切り)
・レモン汁…………………..少々
・塩…………………………….2つまみ
・ココナッツオイル………大さじ1
・クミンシード…………….少々
・マスタードシード………少々
作り方
❶ボウルにヨーグルトを入れてスプーンなどでよく撹拌する
❷刻んだコリアンダー、 レモン汁、塩を加えてよく混ぜる
❸皿に盛った後、ココナッツオイルで炒めて香りが出たクミンシード、マスタードシードをオイルごと上にかける
有元くるみ(ありもと・くるみ)
料理家、アパレルデザイナー。神奈川の葉山でのカフェ&ショップ経営をへて、現在は高知に在住。旅や食にまつわる文筆活動も行う。
料理家、アパレルデザイナー。神奈川の葉山でのカフェ&ショップ経営をへて、現在は高知に在住。旅や食にまつわる文筆活動も行う。