〈グランピエ〉は、1971年、京都の銀閣寺のほど近くにある日本画家・橋本関雪の旧アトリエの洋館地下から始まった。現在は東京に1店舗と京都に2店舗を構え、半世紀にわたって営業している。
店内には、スペインやインドの綿衣料、布、鉄ものをはじめ、中近東のキリムや民具、東南アジア、中南米、アフリカの雑貨、さらにはスウェーデンのサボまでが並ぶ。
現地で直接買い付けたものに加え、グランピエが現地に制作を依頼した独自の品々も取りそろえられ、衣食住を網羅する個性豊かな空間に、思わず心が踊る。
グランピエ GRANPIE・グランピエ nomada
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tela de GRANPIE
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グランピエ 丁子屋(ちょうじや)
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〈ギャラリーかんかん本店〉では、アフリカンアートを中心に、仮面や神像、椅子や木器、貨幣といった民具、テキスタイルなどの品々が揃うほか、用途がわからない不思議な道具など、思いがけない発見に出合えるのも魅力のひとつ。
広い店内には、大きなベッドやはしご、扉など、空間を彩るオブジェも多く、住まいのしつらえを提案をしてもらえるような楽しみも。
アフリカの自由でのびやかな造形世界を、その空間とともにぜひ体感してほしい。
ギャラリーかんかん本店
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世界各地のアンティーク手工芸品や現代作家の作品を、日々の空間にそっと取り入れる提案をする〈FUCHISO〉。
外苑前のマンションの一室で営まれるその空間には、店主の小松綾子さんが自ら心を動かされ、一つひとつ探し集めた品々が静かに並んでいる。
染織、陶磁器、木工、金工、ガラスなど、手仕事のぬくもりが息づくものをはじめ、古裂(こぎれ)を用いたオリジナルレザーウォレットやポシェットなど、過去と現在をゆるやかに結ぶ品も手がけている。
やわらかな光の差す空間で、ゆっくりと一点ものと向きあう時間を過ごしてみては。
写真左/「木彫キリスト磔刑像(部分)」フランス 18c頃
中央/「刺繍祭礼用ベルト」インド•バンジャラ族 19c未頃
右/「鍛鉄製十字架」フランス南部 18c頃
写真上/「金唐革•オリジナル額装」西欧 17-18c頃
下/「木彫奠雁(てんがん)」韓国 李朝後期 18-19c頃
FUCHISO(風知草)
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〈LTshop〉は、リトアニアのクラフトとデザインに特化した専門店。リトアニアリネンを使ったアパレルブランドmukuや、リトアニアの風景が絵付けされた愛おしくなるルータさんの器、ヘーゼルナッツの木や柳のカゴ細工、そして次世代のデザイナーによるアイテムがあり、リトアニアのクリエイティビティに心動かされる空間だ。
店主の松田沙織さんは「初めてリトアニアを旅したとき、日本とどこか通じる精神性を感じた」と語る。その感覚をたよりに、色やかたち、佇まいに惹かれたものを選び集めているのだそう。
リトアニアに想いを馳せながら、生活にさりげなく添えたくなる暮らしの道具との出合いが待っている場所だ。
LTshop
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港の見える丘公園の裏手にある一軒家。チャイムを鳴らして門をくぐると、庭から家の中まで、世界各地の民藝品が出迎えてくれる。
気候や風土、生活習慣に根ざし長年愛されてきた民藝品を、韓国、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、ラオス、中南米、アフリカなどを中心に収集。木彫玩具や布物、陶器、生活用品まで、多様で味わい深い品々が並ぶ。
素朴で個性豊かな手仕事の数々は、店内にいるだけで異国を旅しているかのような気分にさせてくれる。土地の息づかいや時間の重なりを感じながら、お気に入りのひと品を探してみよう。
巧藝舎
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〈ギャラリーすもも〉は、京都の出町柳近くの住宅地にある、喫茶兼ギャラリー。李朝や韓国、日本、ヨーロッパを中心とした工芸品などを扱っていて、店内には韓国や朝鮮の家具、アンティークの陶器、マッコリ用のお椀など、手仕事の息づかいが感じられる品々が揃っている。
淡麗で余白に満ち、どこか懐かしさをたたえる静謐な空間は、ものと対峙する時間を自然に生み出してくれる。お茶や食事とともにお店の棚に目を向けながら、工芸のぬくもりに浸ってみてはいかがだろう。
ギャラリーすもも
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あらゆる国から、ユニークな品や手仕事の息づかいを感じられるものを中心にセレクトしている〈AMPLOP〉。衣類やアクセサリーなど身につけるものから、暮らしを彩る工芸品、カラフルなお皿や小物、ときには思わず驚くような品まで、生活に自然と取り入れたくなるものばかり。
多彩な品が所狭しと配された空間では、お目当ての品だけでなく偶然の出合いもきっと見つかる。ふと立ち止まり、暮らしの原点に立ち返って民藝品にふれる時間も、AMPLOPだからこそ味わえるひとときだ。
AMPLOP
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自然豊かな山梨県北杜市の山間部に、ひっそりと佇む〈wajiajia〉。小さなドアをくぐると、どこか異国を思わせるクラシカルな雰囲気が漂う空間が迎えてくれる。
インテリアや食器、そして二度と出会えないかもしれない個性的なお面や器など、アジアの雑貨から世界各地の民藝まで多彩な品々が広がっている。ここに辿り着くまでの背景や土地の物語に想いを馳せながら、目の前の一品と向きあうひとときは、まるで小さな旅をしているかのような気持ちになるはずだ。
世界各地の民藝に魅せられて旅をしている奥村忍さん。TRANSITの誌面でもときどき登場しているけれど、そんな奥村さんが営んでいるのが、オンラインショップの〈みんげいおくむら〉。
アジアを中心とした国々からやってきた、天然素材で作られた道具や器、キッチン用品、生活道具など、暮らしのなかで活きる民藝を中心にセレクトしている。
サイトでは、用途や産地、シーンごとに商品が分けられているため、探していた一品がきっと見つかるはず。全国のショップやギャラリーで不定期にイベントを行なっているので、詳しくはInstagramをチェックしてみてほしい。
ふだんはオンラインだが、ポップアップで出店したときのイベントやギャラリーの様子