ノートルダム大聖堂の戴冠式

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ノートルダム大聖堂の戴冠式

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2025.02.13

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2月13日は、ランスのノートルダム大聖堂でアンリ3世の戴冠式が行われた日。1575年のこの日、ヴァロワ朝最後の王であるアンリ3世がフランス王となりました。

© Kirk K

ノートルダムというと、2019年の火災で崩落したパリの大聖堂を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、シャンパーニュ地方の街ランスにも、パリに負けず劣らず素晴らしい「ノートルダム大聖堂」があるんです。

© Claudio

フランスのゴシック建築の最高傑作として名高い世界遺産であり、マルク・シャガール作のステンドグラスが美しく内部を彩っています。外壁には2300以上の彫像が並び、あのロダンもこれらの像を「人間の森」と褒め称えました。これは単なる装飾ではなく、当時、文字を読めない人々にも聖書の教えを伝えるために作られたものなんです。

© Médéric

美しさだけでなく、歴史的な意義も国内屈指です。アンリ3世を筆頭に、シャルル7世やルイ13世、ルイ14世、ルイ16世など、名だたるフランス国王たちが戴冠式を行った由緒正しい大聖堂であり、あのジャンヌ・ダルクもここを訪れ、その時に書いたとされる署名が今でも残されています。

© Patrick

火事にみまわれたパリのノートルダム大聖堂はしばらく修復作業中ですが、ランスの街を訪れれば、中世の世界観をありのままに残す聖堂を今でも見ることができます。

© Patrick

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Yayoi Arimoto

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