1月3日は、アラスカ州が誕生した日。
アラスカは19世紀後半までロシア帝国の領土でしたが、1867年にアメリカが買収し、1959年1月3日に「アラスカ州」として認められました。ちなみにアメリカの50州のうち、アラスカ州は49番目に成立した州であり、50番目はハワイ州です。
とはいえ、ハワイとは真逆の厳しい気候と自然環境のため、観光地としては馴染みのない「アメリカ最後のフロンティア」として認識されてきました。実話をもとにした映画『Into the wild』でも、アメリカのエリート大学生が恵まれた環境を捨ててアラスカの大自然に飛び込む様子が描かれ、世界的に注目を集めました。
その影響、というわけではないかもしれませんが、近年ではその圧倒的な自然環境と挑戦的な体験を求めて旅をする人も少なくありません。氷河クルーズやオーロラ鑑賞、犬ぞりなどのアクティビティもアラスカならではの楽しみ方です。5月から8月頃までつづく、ほぼ一日中日光が消えない「白夜」を求めてくる人もいます。
一番の見どころは、デナリ国立公園でしょう。北米最高峰のマッキンリー山を含むエリアで、公園内にはムース、グリズリーベア、トナカイなど、ほかでは見られない動物を見ることができます。とくにおすすめしたいのは秋。8月終わりから9月上旬にかけての数週間だけアラスカに秋が訪れ、大地が真っ赤な紅葉の絨毯に変貌します。野生動物たちは冬ごもりに向けて餌を求めて活発化するため、動物との遭遇率も高まるんです。
日本からはシアトルやバンクーバー経由で、アラスカの玄関口であるアンカレッジ空港へ飛ぶのが一般的です。日本人にとってメジャーな行き先ではありませんが、とにかく圧倒的な自然を体験したいという方はぜひ候補にしてください。
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