1月29日は、アメリカ合衆国の作家、エドガー・アラン・ポーが物語詩『大鴉』を発表した日。
1809年、マサチューセッツ州ボストン市に、女優エリザベス・ポーと俳優デイヴィッド・ポーの息子として生まれたエドガー・アラン・ポー。「エドガー」の名はおそらく、両親が1809年に公演したシェイクスピア「リア王」から取られたものといわれています。
ポーの作品は、死に対する疑問、病や腐敗、埋葬、死からの再生といったテーマが好んで取り上げられ、その創作の大部分はダーク・ロマンティシズムに属するものと考えられています。また、1841年に発表された「モルグ街の殺人」は史上初の推理小説とされており、アーサー・コナン・ドイルをはじめ、後世の作家に多大なる影響をあたえました。
そんなポーの代表作の1つが、イブニング・ミラー紙によって掲載された、『大鴉』なのです。心乱れる主人公の元に、人間の言葉を喋る大鴉が謎めいた訪問をし、主人公はひたひたと狂気に陥っていくという物語。これをきっかけにポーは瞬く間に名声をあげます。
また、ニュー・ワールド紙では、「誰もが『大鴉』を読み、これを賞賛することは、もっともなことだ。」という見出しをつけるくらいに評されました。未読の方は、ぜひ一度『大鴉』をはじめポーの世界へ踏み込んでみてはいかがでしょうか。
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