個性豊かな火山と湖を擁する阿寒摩周国立公園。〈ゴールドウイン〉では現地ガイドやスキー場と連携しその魅力を広く伝え、守る活動を行っている。自然と共にあるアウトドアメーカーだからこそできる持続可能な国立公園の保護と利用のカタチとは?
Photo : Eriko Nemoto
Text:Yuriko Kobayashi
環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結する〈ゴールドウイン〉では、全国35カ所ある国立公園の魅力を伝え、自然や文化、歴史 を未来に残すためのさまざまな活動を行っている。その根底にあるのは、多くの人に国立公園を「知り、体感してほしい」という強い思いだ。阿寒摩周国立公園では阿寒湖畔の森でのトレッキングや、釧路川源流部でのカヌー体験など、ガイドと連携したツアーを企画。アクティビティを楽しむだけでなく、自然の成り立ちや生態系、アイヌの歴史などを深く知り、知識を深める時間も大切にしている。加えて力を入れているのが自然環境保護と、その意識を高める活動だ。
〈国設阿寒湖畔スキー 場ウタラ〉は雄阿寒岳と阿寒湖を望む爽快なロケーション。晴れた日でもドライな雪質が自慢。
〈国設阿寒湖畔スキー場 ウタラ〉は阿寒湖を一望する道東屈指の人気ゲレンデ。施設内の電力使用におけるCO2排出量ゼロを実現するなど環境保全活動に取り組む。その一環として採用するのが、ゴールドウインが開発した環境配慮型ワークウェアだ。「氷点下20℃まで冷え込む阿寒湖では防寒は必須ですが、厚手のウェアだとリフトの氷落としやネットの張り直しなどの作業がしづらい。ゴールドウインのウェアは薄手でも暖かく、熱がこもったらベンチレーションで熱を逃がせるなど高機能。耐久性が高くへたりにくいですが、万が一破損したら、その部分だけパーツ交換や修理ができる。ゴアテックス以外の素材はリサイクル可能というのも環境に優しくていい」とはウタラの所長を務める松岡幸亮さん。パトロール隊員が身につける鮮やかな赤のウェアは、安全とともに環境をも守ろうとするウタラの象徴だ。
スキースクールやレンタルも充実。ゴールドウインで扱う〈フィッシャー〉の板やブーツも借りられる。
スキーパトロールのユニフォームにも環境配慮型ワークウェアを採用。
フィールドと共に歩んできたからこそ、そこで培った知見を活かし、豊かな自然を次世代につないでいきたい。ゴールドウインと国立公園の絆は、これからも深く長く、つづいていく。
National Parks of Japan
国立公園の魅力を伝えるため、ゴールドウインでは、旅の道程を写真と記事で紹介する「National Parks of Japan」サイトを運営。また、実際に体験するためのツアーの企画、国立公園の持続可能な利用を目指すための別注プロダクトの販売も行う。
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