ブラジル・サンパウロで
カーニバルのリズムを追いかけて

連載|今週の編集部日誌

ブラジル・サンパウロで
カーニバルのリズムを追いかけて

People: 轉法輪志穂(TRANSIT)

TRAVEL

2026.02.20

5 min read

今、どんな記事をつくってる? 週末どこ行ってた? 最近気になっていることは? などなど、TRANSIT編集部のオンオフの日々をお届けします。

今週は、ブラジルでカーニバルの熱気に揉まれてきた営業部・転法輪から。

Photo & Text: Shiho Temporin (TRANSIT)

TRANSIT編集部で、企業や他団体と共同プロジェクトを立ち上げるプランナーとして働いている転法輪(てんぽうりん)といいます。
 
この2月、ふいに仕事でブラジルを訪れることになった。自ら提案したプランの一部に地球の裏側の地名を盛り込んでいたものの、いざ企画が通ってこうして実際に行けることになるなんて……と荷造りしながら胸が高鳴る。
 
私がブラジル滞在することになったのは、2月のサンパウロ。出発前にやりとりしていた現地の人から「カーニバルの時期なので混雑しますよ」と聞いていた。
 
そう、「リオのカーニバル」でも有名なブラジルのカーニバルは、毎年2月半ばから3月上旬にかけて、リオに限らず各地で開催されているのだ。
 
滞在期間を2月上旬にしていたので、微妙にカーニバルが見られない時期なのか……と肩を落としていたけれど、ブラジルの皆さんはお祭りが大好きらしく(?)、2月上旬からもうカーニバルは始まっていた!
 
リオのカーニバルというと、派手で大規模なパレードを想像するが、今回私が訪れたサンパウロでのカーニバルは、現地の人びとや観光客が歌って踊る「ブロッコ」(路上パレード)が市内のいたるところで開催されるスタイルらしい。取材メンバー満場一致で「カーニバルの撮影をしたい!」お願いすると、コーディネーターの方が、色んなブロッコを探して連れていってくれた。

まず最初に訪れたのは、どうやらご年配の方が中心のローカルなもの。音の鳴るほうに近づいてみると、日本のお神輿(?)のような要領で、大音量の音楽(ないしは、現地の人が気持ちよさそうに歌うカラオケ)を流した大きな車が街中を移動している。カラフルな装いに身を纏い、絶えず歌い、踊り、楽器を鳴らす。その輪の中に入ると、自分が本当に地球の反対側まで来たのだという実感が、遅れて身体に届いてきた。27時間もかけて来た甲斐があった……!

そして次に訪れたのは、子供向けのブロッコ。人の群れに近づくにつれ、空中にはバルーンや泡のようなものが飛び交い、道路はラメやハートの飾り付けでキラキラしている。なるほど、それぞれのブロッコにも違いがあっておもしろい。

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最後に、大人向けのブロッコ。出会いを求める大人たちが集まる場所、と聞いていただけあって、たしかに一番刺激的。そして、混雑しすぎて写真が撮れない。現地のコーディネータの方によると、パレード自体は夕方17時頃には落ち着いて、その後はそれぞれ仲よくなった人とバーやクラブで楽しむのがお決まりらしい。

ちなみに、まだプレ・カーニバル時期にも関わらず、土日で約177ものブロッコが開催されていたのだとか。中南米最大の都市・サンパウロが、この特別な期間を精一杯楽しむカラフルな人びとで溢れる景色を見ていると、この都市の素顔に出会えた気がした。

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カーニバルの時期だからか、カーニバル用の衣装や飾りを売っているカラフルなお店もいっぱい。

今回の滞在で、ポルトガル語初心者の私は、現地の方と言語を使って話すことは難しかったが、身振り手振りだけでも、ブラジルの人のことを知ることができた。
 
撮影中に、動きのレクチャーを真剣に聞いてくれたり、レストランでジュースを頼んだときに、氷・砂糖の有りなしを丁寧に3回も確認してくれたり、ブラジルの人はとにかく真面目で温かい人が多かった。久しぶりに英語以外のコミュニケーションが必要な国に行ってみて、言語だけでなく、その土地のことを知ろうとすることも、また一つ旅の楽しみだなと思えた。
 
またどこかへ旅できることを願って、今日も私はTRANSITを片手に営業活動をしています。またお会いできるときまで、Tchau(チャウ)!

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Yayoi Arimoto

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