11月14日はクロード・モネの誕生日です。1840年11月14日に生まれたモネは、アカデミー出身の画家が全盛期だったパリにおいて、「印象派」という新しいジャンルを確立した最大の功労者ともいえます。
モネは自然の風景を精力的に描き、変わりゆく光や色彩を表現しようしました。代表作『印象・日の出』は「印象派」という呼称の由来にもなっています。目に見える風景を題材にしたモネの絵画は、難解な神話や宗教を題材にとったアカデミーの画家からは理解されませんでした。「印象派」とは当時、写実主義の画家を揶揄する言葉だったのです。
しかし、モネの絵同様に日常のありのままの風景を描く絵を画家が次第に現れ、印 象派の絵はやがて大ブームを巻き起こします。ルノワール、シスレー、セザンヌ、 ピサロなども印象派を代表する画家に名を連ねています。
モネは42歳のときにパリ郊外のジヴェルニーに移り住み、亡くなるまでの半生をそ こで過ごしました。数々の名作が生み出された邸宅と庭園は、現在でも4月〜10月 の間だけ一般公開されており、見学することができます。
広大な庭には四季折々の美しい花々が植えられています。また、日本文化に感化されたモネが作ったといわれる日本風庭園や、名作『睡蓮』のモデルとなった実際の風景を見ることもできます。
パリ観光の際には郊外まで足を伸ばして、創作の舞台となった場所を訪れてみてはいかがでしょうか?
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