今日は聖ニコラウスの日!
12月6日は、ヨーロッパの子どもたちがとても楽しみにしている日です。なぜならこの日は、ニコラウスのおじさんがやってきて、プレゼントを贈ってくれるから!
聖ニコラウスのモデルは、「ミラのニコラウス」であるといわれています。多くの財産を教会に寄付し、生涯を通して貧しい人びとに献身した聖職者です。
そんなミラのニコラウスの命日である12月6日は、彼の数々の施しのエピソードから、現代では「子どもたちにプレゼントを渡す日」になりました。
クリスマスのサンタクロースにもなんだか似ているこの風習ですが、キリスト教世界ではとても大切な祝日です。とくに北ヨーロッパ、ロシア、正教会では、聖ニコラウスの日をクリスマス以上に重んじています。
ドイツ語圏の国々では、子どもたちへのプレゼントは、いまでもクリスマス・イブではなく12月6日に渡されるんですよ。
聖ニコラウスは赤い服に黒のベルトを締め、ひげをたくわえています。サンタクロースとひと味違うのは、トナカイではなくロバに乗ってくること。
そして、シュムッツリ(Schmutzli, scumut=ほこり)という茶色いガウンを着た従者を従えていることです。少し風変わりな外見の二人が、町を練り歩いてお菓子やナッツを配ります。
この季節に北の国を訪ねれば、あなたの知らないホリデーシーズンが待っているかも!
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