Day4〜6/ようやくの台風一過
美術館、茶館、蚤の市……
晴天の週末をダイジェスト

連載:編集部日誌 in 台湾

Day4〜6/ようやくの台風一過
美術館、茶館、蚤の市……
晴天の週末をダイジェスト

People : 菅原信子(TRANSIT)

TRAVEL

2024.10.07

5 min read

2024年12月発売のTRANSITは「台湾特集」!
編集部は雑誌制作のために約1カ月の間、台北に拠点を移し、台湾の東西南北を旅します。
TRANSIT.jpでは、編集部メンバーが日替わりで「編集部日誌 in 台湾」をお届けしていきます。

台風休業宣言中の木曜から、開けた金曜日、快晴の週末をダイジェストでお届けします。
 
●10月3日(木)
編集部日誌のDay3では台風休業宣言が発令されたことをお伝えしましたが、翌日10月3日(木)もまた発令され、本格的にオフィス(Aibnb)にこもる1日となりました。大粒の雨が降りしきるなか、夜の食事はせめて外に出たくて、少々の期待をこめて夜市に。しかし結果はガラガラ(涙)。かろうじて空いていたお店のなかから、牛肉麺にありついたのでした。

●10月4日(金)
そして台北到着後3日目となる金曜日、ようやく平常の台湾に。意気揚々と〈龍山寺〉へお参り……の前に、私たちにはミッションが。
 
占いです。
 
地下街に並ぶさまざまな占いブースの案内板を物色しながら行ったり来たり。日本語が堪能な先生もたくさんいて、前世を見るというお誘いに心が揺れます。悩みや不安ごとを胸に秘め、各自何を占ってもらったのか。その様子はぜひ最新号でお楽しみください。

龍山寺への参拝後は、台湾在住のライター岩切澪さんにお誘いを受けて、〈臺北市立美術館〉で開催される「飛地:一部自傳的誕生」のオープニング展示へ。台湾や韓国の女性アーティストたちが、戦前、戦後、現代とどのような作品を残し、そのあり方はどう変わっていったかを体系的に展示したものでした。

アジアのなかでも男女平等が進んでいるといわれる台湾社会ですが、作品の解説をしてくれたスタッフの「何もしなければまた元に戻ってしまうから、女性だけでやる意味があるのです」という言葉が印象的でした。
 
●10月5日(土)
朝ごはんは〈永春朝市〉へ。小豆入り粽、もちもちして優しい味。

ちまき屋のお母さん、御年86歳(!)。

その後は松山文創園区や、個性的なお店や書店が並ぶ中山駅周辺を歩いて、行きたかった茶館〈無事生活 活版印刷小茶館〉へ。活版職人の父と、アート、茶芸、生花に秀でた三姉妹が2015年に開いたお店で、台湾の自然栽培のお茶を出してくれます。
「お父さんがいたら活版印刷の様子を見せてあげるんだけど、ようやく天気になったもんだから今日は散歩に行っちゃった」と長女のサラさん。洗練と温かみが同居する空間でした。

●10月6日(日)
文句なしの快晴。
台北MRTを乗り継ぎ、朝8時に大坪林駅で先日とある企画に協力いただいたkenkenさんと合流しました。

おはよう、台北101。

kenkenさんは世界のヴィンテージ雑貨を扱うオンラインショップ〈豐達雜貨商行〉を主宰。台北の蚤の市、〈福和観光市集〉でバイイングする現場に同行させていただきました。
 
kenkenさんいわく、台湾の蚤の市は玉石混合。そのなかで彼がもっともよく行くのがこの福和観光市集だとか。出店者は夜中の3時くらいから準備を始め、玄人たちは朝5時から買つけるのだといいます。

食器や茶器、本にレコード、電化製品、古着などオールジャンル。地元のおじさんおばさんたち、たまに海外のバイヤーらしき人で賑わう、青空市場のアットホームな雰囲気。
 
主にアジアのものが雑多に並ぶなか、kenkenさんは、よい台湾のアンティーク・グラスやレンゲを見つけたら迷いなく買い占めていきます。

kenken的蚤の市の正しい歩き方。
その1:入口から出口まで、とりあえず全体像をつかむように進め。
その2:途中で気に入ったものがあれば即購入。
その3:帰りに再度気になった店をのぞく。
実際に、戻ってきてからなくなっていたものがありました。
 
私もいけてるものを手に入れたい!と目を皿のようにして探し……。これが戦利品です!

左から、〈台湾ビール〉のグラス、台湾製の猫の置物、アメリカ製〈Glasbake〉のマグカップ、台湾製の時計、インドネシア製〈Royalex〉のガラス碗。

楽しかった〜。ほかのメンバーにも行ってもらって、何をゲットしたか教えてもらいたいものです。以上、台北の週末第一弾でした。

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Masumi Ishida

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