2022年のタイ特集制作に向けて、期間限定でタイ・バンコクに拠点を移動したTRANSIT編集部。 果たして、タイで編集部はどんな1日を送っているのか!? 編集部メンバーによる日誌をwebでお届けします。タイ特集の滞在制作の様子をアーカイブで振り返り!
TRANSIT編集部が滞在しているのは、バンコクの中心街からチャオプラヤ川を隔てた西側、トンブリーと呼ばれる地区。ひとつ前の王朝がおかれていた下町エリアだ。 周辺散策もしたいところだが、今朝は行きたい場所があり、7時前に滞在先を出た。
クルン・トンブリーBTS駅からスカイトレインに乗る。日本の満員電車ほどではないが、通学・通勤の人たちでそれなりに混雑している。観光に来ているわけではないので(この後みっちり編集部でデスクワークあり)、みなさん、今日もお互い1日がんばりましょうね。そんな気持ちになる。
向かった先は、中心部のシーロム地区。ビジネス街で働く人たちのために朝から屋台が出ているという情報を得、そこで朝食と昼食を手に入れようと目論んだのだ。
チャオプラヤ川をわたり、目的の駅に近づく頃、高架下に人が群れをなす裏通りがあった。屋台に違いない!と次のサラデーン駅で下車。
人だかりを目指してシーロム通りを歩くと、通り沿いにはいろいろな屋台が軒を連ねていた。葉(パンダンリーフ?)で包まれた何か、揚げパンと豆乳(これはガイドブックで見たことがある)、卵やソーセージを包んだクレープのようなもの、各種お惣菜、サンドイッチ、焼き鳥・焼き魚、フルーツなどなど。 ローカルたちは、慣れた様子でさっと買い物をすませ、朝飯なのか昼食なのか、ビニール袋を提げてその場を去っていく。どれも気になり目移りしてしまうが、タイ語がまったくわからないので、インスピレーションで決めるしかない。
手際よく夫婦(おそらく)で分担して作っていた汁なし麺を昼食用にテイクアウトすることにした。料理名を訊ねたところ「クイッティアオムーレン」というらしい。間違っているかもしれないので、ノートに書いてもらう。あとでタイ語のわかる人に聞いてみよう。
編集部に戻りがてら、気になっていた、葉に包まれた何か、も買うことにした。ジェスチャーでこれは何かをきくとカオニャオ(餅米)とのこと。やった、大好物!白と黒があるといわれたので、黒を選ぶ。何か具材が入っているのかどうかはまったくわからない。もし餅米だけだとしたらラープなんかのお惣菜も買いたいところけれど、まぁいいか。 というわけで、今朝のシーロム屋台の戦利品は朝食用のカオニャオと、昼食用の汁なし麺。
滞在先に戻り、早速葉の包みを開けてみた。すると中から現れたのは黒の餅米の上にプディングのようなものがのった、何か。ひとくち食べてみると、すっと溶けるようにふわふわで甘い。ココナッツミルクと卵、砂糖は入っていそうだけれど、餅米の上にプリン!? そんなことってある?? まぁ、おはぎのように、あんことお米を一緒に食べる日本人も、似たようなものかもしれない。
と、そんなことを考えながらも、1日は始まったばかり。まだまだ書きたいことはあるのだけれど(夜はインスタライブ後に周辺のトンブリー散策をしたのですが、工房兼住居になった長屋では、夜遅くまで縫製や宝石の研磨!?をする職人さんたちが働いていて、なかなか興味深かったのです)、仕事が進まないので、今日はこのへんで……。
本日は甘いものに目がない林がお届けしました。
今日のタイ語: ニー アライ カー(これは何ですか?)