2026年1月から6月の日本のお祭り!
高山祭、賀茂祭、YOSAKOIソーラン祭り
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web特集|月刊TRANSIT「世界の祝祭を旅して」

2026年1月から6月の日本のお祭り!
高山祭、賀茂祭、YOSAKOIソーラン祭り
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TRAVEL&LIVE

2026.01.28

8 min read

日本各地には、四季の移ろいとともに受け継がれてきた「お祭り」がある。五穀豊穣や無病息災を願う神事、厳しい冬を越えた喜びを分かち合う行事、季節の訪れを告げる賑わいまで——地域ごとに異なる風土や信仰、人びとの暮らしが、祭りのかたちとなって今も息づいている。

ここでは、2026年の1月から6月に日本各地で行われるお祭りをピックアップ。日本ならではの時間の流れとともに、1年を通した祭りの風景をたどってみよう。

*本記事の内容は、掲載時点での参考情報です。正確な開催日程・場所・内容については、各お祭りや自治体の公式発表をご確認ください。

1月のお祭り

1. 少林山七草大祭だるま市

🗓️1月6日-7日
📍群馬・高崎市
🔗参考リンク

「少林山七草大祭だるま市」は、群馬県高崎市の少林山達磨寺で行われる新年の行事。七草大祭は、一年の無病息災や開運招福を祈願する法要で、護摩焚きや祈祷を通して新しい年のはじまりを迎える。
 
同時に開かれるだるま市では、色とりどりの縁起だるまが境内を埋め尽くし、商売繁盛や学業成就などの願いを胸に新しいだるまを求める人びとでにぎわう。

2. 野沢温泉の道祖神祭り

🗓️1月13日-15日
📍長野・野沢温泉村
🔗参考リンク

「野沢温泉の道祖神祭り」は、災厄除けや子孫繁栄を願う伝統的な火祭りだ。見どころは、社殿を巡って火をつける側と、それを守る側の厄年男性がまさに火花を散らす攻防戦。村の平穏を祈る勇壮な神事である。
 
江戸時代後期にはすでに行われており、厄年の男たちで組織される「三夜講」が祭りの中心を担う。1993年には、社殿の建立や木造道祖神の作製、初灯籠の奉納など、準備過程が人と人との結びつきを象徴しているとして、国の重要無形民俗文化財に指定された。

©>mat

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2月のお祭り

3. 西大寺会陽(はだか祭り)

🗓️2月21日 *毎年2月の第3土曜日
📍岡山・岡山市
🔗参考リンク

「西大寺会陽(通称・はだか祭り)」は、岡山県岡山市の西大寺(観音院)で行われる伝統行事。毎年2月、数千人のまわし姿の参加者が本堂に集い、闇の中で投下される宝木(しんぎ)を求めて激しくもみ合う。
 
起源は室町時代にさかのぼり、無病息災や開運招福を祈る信仰行事として受け継がれてきた。凍えるような寒さのなか、肌と肌が触れ合い、人びとは新しい年の願いへと手を伸ばす。

©calltheambulance

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4. 修正鬼会

🗓️2月23日
📍大分・国東半島
🔗参考リンク

「修正鬼会」は、大分県国東半島の寺院の本堂を舞台に行われる仏教儀礼である。国家安泰や五穀豊穣、疫病退散を祈願し、鬼の面を着けた僧侶たちが松明(たいまつ)や宝印などの法具を手に、堂内外を巡っていく。
 
ここで現れる鬼は災いをもたらす存在ではなく、邪気を祓い、福を招く守り手として、人びとの前に姿を現すとともに、燃え上がる火と重なる読経の声が場を清め、新しい年の無事を祈る。

3月のお祭り

5. お水取り

🗓️3月1日-14日
📍奈良・奈良市
🔗参考リンク

お水取りは、奈良市の東大寺二月堂で行われる仏教行事で、正式には「修二会(しゅにえ)」と呼ばれる。奈良時代から一度も途切れることなく続いてきたこの行事では、僧侶が人びとの罪や穢れを懺悔し、国家安泰と万民豊楽を祈り続けてきた。
 
なかでも、祭りの期間、毎晩19時頃に巨大な松明(たいまつ)から降り注ぐ火の粉を浴びると無病息災の御利益があるとされる「お松明」では、毎年多くの参拝者が集う。
12日の深夜には、「お香水(こうずい)」を汲み上げる神秘的な儀式が行われ、春の訪れを告げる水と祈りが静かに交わる。

©sacofat

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©kimtetsu

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6. 浦佐毘沙門堂裸押合祭

🗓️3月7日 *毎年3月の第1土曜日
📍新潟・南魚沼市
🔗参考リンク

新潟県南魚沼市で行われる「浦佐毘沙門堂裸押合祭」は、日本三大奇祭のひとつに数えられる、約1200年の歴史をもつ祭り。2004年には、文化庁より「記録作成等の措置をすべき無形の民俗文化財」に選定された。
 
その起源は、毘沙門天にいち早く拝もうと人びとが集い、自然と押し合いが始まったことにあると伝えられる。現在も上半身裸の男衆が「サンヨー、サンヨ!」の掛け声とともに高い場所に祀られた毘沙門天を、誰よりも近くで拝もうと身を寄せ合う。熱気と緊張が渦を巻く圧巻の光景だ。

4月のお祭り

7. 犬山祭

🗓️未定 *毎年4月の第1土曜日・日曜日
📍愛知・犬山市
🔗参考リンク

「犬山祭」は、愛知県犬山市の針綱神社の例祭として、犬山城下町一帯で行われる伝統祭礼。国の重要無形民俗文化財に指定されており、「犬山祭の車山(やま)行事」として知られている。
 
三層構造の車山13輌には精巧なからくり人形が設えられ、江戸時代から受け継がれてきた人形を操る人びとの技と趣向が、からくり奉納のなかで披露される。
昼は車山が町を巡行し、夜には無数の提灯に灯がともる「夜車山(よるやま)」へと姿を変え、笛や太鼓の囃子が響き合う。

©yui.kubo

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8. 高山祭

🗓️4月14日-15日/10月9日-10日
📍岐阜・高山市
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「高山祭」は、岐阜県高山市で春と秋に行われる伝統祭礼。春は日枝神社の「山王祭」、秋は櫻山八幡宮の「八幡祭」とよばれ、日本三大美祭のひとつにも数えられている。
 
祭りの主役として、豪華絢爛な屋台(山車)が市街地を巡行し、からくり人形の奉納が行われる様子は、江戸時代から受け継がれてきた町人文化の粋を今に伝える。
夜には提灯に灯がともり、静かな町並みに屋台が幻想的に浮かび上がる。昼と夜、それぞれの表情が楽しめる。

©快樂雲

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©StuartLiu

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5月のお祭り

9. 葵祭

🗓️5月15日
📍京都・京都市
🔗参考リンク

「葵祭」は、京都市で行われる京都三大祭りのひとつ。正式には「賀茂祭」と呼ばれ、上賀茂神社と下鴨神社の例祭として、平安時代から今日まで受け継がれてきた。
祭りのハイライトは、平安装束に身を包んだ人びとが都大路を進む「路頭の儀」。馬や牛を伴い、葵の葉で飾られた牛車が列をなすその光景は、千年の時を隔てなお、王朝文化の気配を今に伝えている。

©Yu-Yee

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10. 三社祭

🗓️5月16日-18日 *毎年5月の第3金曜日から3日間
📍東京・台東区
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「三社祭(さんじゃまつり)」は、東京都台東区の浅草神社で毎年5月に行われる、鎌倉時代から続く伝統祭礼。正式には浅草神社の例大祭で、浅草寺の創建に関わった三人を神として祀る「三社権現」に由来する。
 
祭りのクライマックスは、浅草神社の三基の巨大な本社神輿が繰り出す3日目だ。午前6時頃、境内を埋め尽くす大勢の担ぎ手が、重さ約1トンの神輿を目指して一斉に駆け寄る。激しい揉み合いの中、「ソイヤ!」という掛け声を響かせ、2時間近くかけて発進する「宮出し」は圧巻である。

©loveberry

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6月のお祭り

11. YOSAKOIソーラン節

🗓️6月10日-14日 *毎年6月上旬
📍北海道・札幌市
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「YOSAKOIソーラン祭り」は、北海道札幌市で毎年開催される、国内最大級のよさこい系祭り。1992年、高知の「よさこい祭り」と北海道の民謡「ソーラン節」を融合させるかたちで誕生した。
 
全国各地から集まった学生や社会人のチームが、鳴子を手に、色鮮やかな衣装とともに街へと躍り出す。楽曲や振付には自由なアレンジが許され、世代や地域を超えた熱量が満ちていく。都市の真ん中で育まれてきた、現代ならではの祝祭のかたちだ。

©MIKI Yoshihito

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12. とうかさん大祭

🗓️6月5日-7日 *毎年6月第1金曜・土曜・日曜の3日間
📍広島・広島市
🔗参考リンク

「とうかさん大祭」は、広島市中区の圓隆寺(稲荷大明神)で毎年6月に行われる、広島の初夏を告げる祭り。正式には稲荷大祭といい、「とうかさん」というのは「稲荷」の音読みからきたもので、地元の人ならではの呼び方。一年の間で祭りが行われる3日間だけ、圓隆寺の御神体が御開帳される。江戸時代から続く広島最古の祭礼のひとつとされている。
 
祭りの期間中、境内や周辺には露店が立ち並び、街にはいつもより少し早い夏の気配が満ちていく。とうかさんは「浴衣の着始め」の祭りとして親しまれている。

©jj-walsh

©Spiegel

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Yayoi Arimoto

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